大船山

2015年1月24日

先週は風邪をひいてしまい、山行は自重した。
風邪が癒えた今週末、土曜日の休日出勤が中止となり山行決定。
天気のよい土曜日ということなので、大船山に向かうことにした。

今水からヘッドライトを点けて入山。トレースはなく先頭を歩く。
登りはじめにわずかだった雪は、標高が上がるにつれて深くなる。
しだいに急坂となり、何度も立ち止まり息を継いでは登る。
最後の急登もなんとか越え、ようやくの思いで山頂に到着した。
山頂で風景をカメラに収め、昼食。コーヒーを飲む。
御池を経由してガラン台へと下る。
ガラン台からは長いコンクリート道に辟易しながら下った。

6:25今水駐車場→6:35今水→7:50岳麓寺ルート合流→8:00東尾根ルート分岐→8:45ポールのある台地
→10:40~12:25大船山・御池(昼食)→13:00展望岩→13:15鳥居窪→13:50岳麓寺ルート分岐→14:10ガラン台
→14:50三叉路→15:00今水駐車場




先週は風邪をひいてしまい山行を見送った。
風邪もほぼよくなった木曜日は雨。ネットで見ると九重は雪が積もっている。
土曜日に予定されていた休日出勤が中止となり、山行決定。
天気は快晴。しかも土曜日の山行となると多少無理ができる。
そこで雪の積もった大船山に向かうことにした。


まだ暗い6時過ぎに先頭で今水駐車場に到着。ヘッドライトを点けて6時半に今水から入山した。
ライトでよくわからないが、うっすらと積もった雪の上にわずかなトレースが見える。
昨日はガスっていたはずだが、そんな日に山行した人がいるんだなあと思いながらよく見ると、
それは人のモノではなく、小動物の足跡だった。



東の空が明るくなってきた。



わずかに積もった雪の上には小動物の足跡だけ。
ちなみに2012年2月5日にも今水から雪の大船山に登っているが、
そのときは先行者のトレースがあった。
トレースのない東尾根ルートを歩くのは初めてである。



やがて木々の向こうに朝日が昇ってきた。



周囲の木々が朝日に染まる。



雪は少しずつ深くなる。
もはやどこが登路なのか判然としない。
テープを頼りに歩いていく。



岳麓寺ルートが合流する三叉路に到着し、小休憩。



やがて東尾根ルートの分岐に到着。
右が風穴へ向かうルート。
正面に見えているのが今から向かう東尾根ルートである。
ここからが本格的な登り。当然トレースはない。



最初は傾斜も急でないので雪を楽しみながら歩く。
朝日を浴びた雪景色がきれいだ。



積雪は10㎝ほど。



少しずつ高度を上げていく。



ポールのある台地に上がると、正面に山頂が見えた。
上空には雲一つない青空が広がっている。



右に展望の開けた場所で立ち止まり、黒岳を撮影。



次第に斜面は急勾配となり、雪は深くなる。



細い尾根道を慎重に上っていく。



展望の開けた場所で立ち止まる。
黒岳の向こうに由布岳。左に見えるのは米窪だ。


このルートは斜度が次第にきつくなる。ここからが一番大変なところ。
積雪の深さは20㎝ほど。雪は足を滑らせ、しっかり踏みしめなければ登れない。
そんな状況のため、少し登るだけで息が上がってしまう。
何度も立ち止まっては息を継ぎ、呼吸を整える。
「よし!」と気合いを入れて登っていく。その繰り返しだ。
そういえば最近は忙しくて体力トレーニングも筋トレもしていない。



最後の、このルート一番の急登にやってきた。
斜面にしがみつくようにしながら登っていく。
最後はロープを支えにして登り切った。



雪がなければここから山頂まではそんなにきつくはない。
ところが今日は雪のため、一歩一歩が大変だ。
ルートがどこかもわからず、テープを頼りに山頂方向へ歩いていく。



雪と格闘するうち、ようやく木々の向こうに山頂が見えた。



大船山頂に到着。
今水入山から4時間5分。
もっとかかるかもしれないと覚悟していた。


まずは風景の撮影だ。



いつものアングルだが、今日は感慨もひとしお。
それは九重の山々が雪で装っているからだけではない。
トレースのないルートを登りきった満足感で実にいい気分だ。



阿蘇五岳が雲海の上に浮かんでいた。
中岳は今日も噴煙を上げている。



段原方面を撮影。



融け残った霧氷越しに遠く由布岳を望む。



山頂の岩の上に立ち、氷結した御池を見下ろす。



靄の上に祖母傾山系が浮かぶ。


撮影を終え、昼食づくりにとりかかる。



今日の食材。



つみれ入りうどんの完成。



今日は風が弱く、冷めないうちに食べあげた。


食後のコーヒーを飲み、御池に下る。



山頂下の台地にある岩の上に立って撮影。
この風景に期待していたが、霧氷がほとんど融けていては迫力に欠ける。
でもそれはわがままというものだろう。



御池の湖畔に下ってきた。
凍結した湖面には一面に雪が積もっており、もし初めての人が来たら
ここが池だとはわからないかもしれない。


さて、下ることにしようか。



ガラン台ルートを下っていく。
しっかりとトレースがあるので楽勝だ。



展望岩を通過。



鳥居窪で大船山頂を振り仰ぎながら小休憩。



立派な標柱のある十字路まで下ってきた。
いつもならここから左に向かい今水へ下るのだが、
今日は直進することにした。



ガラン台登山口まではわずか。
大船山を振り返る。


ここからは長いコンクリート道を下っていく。
まだ花はなく、見所もない。淡々と下るだけである。



いつまでも続くコンクリート道に辟易しながら下った。


来週末は土曜日から月曜日にかけて県外出張に行かねばならず、山行はお休み。
次の山行は2月8日(日)の予定である。


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