星生山・天狗が城・中岳

2015年5月10日


この週末は土日とも休日出勤だが、先輩に甘えて山行。
今日は移動性高気圧に覆われて晴れる予報。
久しぶりに青空を見ながら牧ノ戸から気ままに歩くことにした。

今日は初めてスマホアプリ「YAMAP」を使用。さっそく牧ノ戸から記録開始。
沓掛の岩場にシャクナゲが咲いており撮影。
ところがここで忘れ物に気づいた。
だが今更引き返すこともできない。まあいいかと歩き続ける。
青空に引かれて星生山へ。小休憩した後、天狗が城へ。
小休憩の後、さらに中岳へ向かう。
中岳山頂でいつものように昼食。
食後のコーヒーを飲んで御池へと下る。
雲は広がってきたが風が心地よく、いい気分のまま牧ノ戸へと下った。

6:15牧ノ戸→6:35沓掛展望台→7:55扇ガ鼻分岐→8:30~8:45星生山→9:20久住分かれ
→9:50~10:00天狗が城→10:10~11:20中岳(昼食)→11:30御池→11:50久住分かれ
→12:25扇ガ鼻分岐→13:05沓掛展望台→13:20牧ノ戸





職場の大きな行事が約1週間後の日曜日に迫り、いつもにも増して忙しくなってきた。
この土日は(その行事とは関係ないが)2日間とも休日出勤の予定。
土曜日は雨で休日出勤をいつも通りこなしたが、日曜日は晴れ。
昨年度から一緒に担当しているT先輩が私の山好きを気にしてくれ、
「行っていいよ」ということになった。またも先輩に感謝。

どこからどう歩こうかと思案する。
吉部からの登路わきに咲いているであろう花々も気になる。
だがそれよりも晴天ということが気持ちの中で優先した。
青空のもと、気持ちよく山々を歩きたい。
そこで、牧ノ戸から気ままに歩くことにした。


実は今回初挑戦することがある。
それは、スマホアプリの「YAMAP」。
無料で登山地図をダウンロードでき、
GPSで現在地を把握してスタートからのルートを表示してくれるすぐれもの。
さらにそのデータは(写真も!)ネットにUPして共有できるという。
以前、GARMIN社のウン万円もするものを購入して使ったこともあるが、
このアプリの方がネットとの相性がいいのがうれしい。
しかもそれが無料なのだからいい時代になったものである。

というわけで、今までは電話やメールが来るのがイヤで電源を切っていたが、
今日は電源を切らず、アプリを起動して出発した。
なお、私の「YAMAP」でのアカウント名は「九重連山を歩く」である。



第1展望台にて新緑の沓掛山を見上げる。青空がうれしい。
スマホをチェックすると、しっかりGPSで現在地が把握できている。



沓掛展望台に上がり阿蘇五岳を望む。



登路脇のアセビの新芽が美しい。



沓掛の岩場にシャクナゲが咲いていた。もちろん撮影。
ところがここで重大なミスに気がついた。
花の撮影用に使うマクロレンズを車に置き忘れてきたようだ。
いまさら戻る気にもならず、しかたなく広角レンズで撮影した。
今日は花が主役の山行ではないのが救いだ。



周囲にはあふれんばかりの新緑で満ちている。
見上げれば青空、心地よい風。
こんな日に山行できるのがうれしくてならない。
思わず口元がほころんでしまう。最高の気分だ。



朝日を浴びた新緑越しに星生山を望む。
新緑の蛍光色がいい。



新緑に混じって転々と白いムシカリの花が見える。
そのムシカリ越しに星生山を撮影。



扇ガ鼻分岐にて星生山を望む。

今日は気ままに歩くつもりでここまで来た。
青空の尾根道は気持ちいいだろうな・・・。
よし、星生山に向かうことにしよう。



登りながら地塘越しに久住山を望む。



星生山頂に到着。



九重の山々を一望する。
この風景を眺めながら小休憩。
う~ん、やっぱり星生山はいいなあ。



扇ガ鼻(右)と肥前が城。その向こうに阿蘇五岳が見える。



ここからは岩の間を抜けるように久住分かれへと向かう。



尾根道にはイワカガミが咲き始めていた。



星生崎にて久住山避難小屋を見下ろす。



久住分かれに下り、三俣山を望む。
由布岳は雲に隠れてしまった。


いつものように天狗が城・中岳へ向かう。



新緑の天狗が城を見上げる。


山頂直下に登ってきたとき、下ってくる単独女性とすれ違った。
その女性に「山頂から中岳方面に行けますか?」と尋ねられた。
初めての天狗が城で、岩を乗り越えてまっすぐ中岳方面へ行こうとして断念したようだ。
そこで一緒に山頂に向かい、ルートを教えることにした。



左に折れるルートを下っていく女性を見送り、山頂に戻る。



山頂からの風景を撮影。
やはり最初は御池と久住山。いつものアングルだ。



次は星生山方面。



そして三俣山。



中岳に向かおう。



中岳山頂に到着。
先ほどの女性を含め、数名が休憩中だった。



今日もここで昼食。
まずは食材。
肌寒いのではと考えて、今日はチャンポン。




食べているうち、晴れていた青空に雲が広がってきた。



食後のコーヒーを飲みながら風景を眺める。


さて、御池に下るとしようか。



静かな湖面に青空が映っている。



御池越しに中岳を振り返り、久住分かれへと下っていく。



久住山避難小屋が近づいたとき、
星生崎から真っ赤なジャージを着た集団が下ってきた。
どうやら中学生のキャンプのようだ。
大きな学校のようで、赤ジャージが次々と降りてくる。
この大集団とすれ違ったらあいさつが大変だろうな・・・。



登ってくる人もあれば下る人もいる西千里浜をゆっくりと下っていく。

特に風景がきれいだったわけではない。
珍しい花を見つけたわけでもない。
毎度歩き慣れた道のはず。
でも、この道を今日歩くことができた喜びがこみ上げてきた。



沓掛の岩場まで下り、歩いてきたルートを振り返った。


牧ノ戸駐車場に下ったときのこと。
若い女性に声を掛けられた。
静岡大学教育学部の学生(研究生?)のようだ。
山岳遭難に関する研究のため、登山者に聞き取り調査をしているという。
そんなことであれば協力しなければと思い、10分ほどアンケートに答えた。
「ヒヤリハット」は誰にでもあるはず。当然私にも何度かある。
山を楽しむにはまず安全に登山することが前提となる。
装備や準備はもちろん、無理のない山行計画を心がけたいものである。


明日からは17日(日)に迫った行事のため忙殺される。
今日の山行でリフレッシュできた勢いで乗り切るつもり。
次回の山行はその行事を終えた18日(月)の予定である。


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