大船山
2015年5月31日
土日とも休日出勤の予定だったが、今回もT先輩のおかげで山行。
ねらいは前回パスした大船山のミヤマキリシマである。
5時半に吉部から入山。平治岳の巻き道へ向かう。
大戸越に着いたものの平治岳には深いガスがかかっている。
山頂を見上げながらゆっくり休憩したのち、大船山へ。
尾根道でミヤマキリシマを撮影しながら北大船山を経由して段原へ。
山頂で展望のないまま昼食を食べ、コーヒーを飲んで下山。
下山時、段原でガスが晴れ、ようやく大船山頂が見えた。
坊がつるで2杯目のコーヒーを飲んで下山した。
5:55吉部→6:30大船林道合流→7:05平治岳巻道入口→8:00坊がつるルート合流→8:40~9:05大戸越
→10:00大船山稜線東端→10:25北大船山→10:30~10:40段原→11:00~12:25大船山(昼食)
→12:55~13:15段原→13:55~14:20坊がつる→14:45暮雨の滝ルート分岐→15:30吉部
まずは重要なお知らせから。
「火曜早朝」と予告しながら、HPの更新が遅くなってしまった。
私はできるだけ新しい情報を伝えたいという思いから、
日曜日の山行では遅くとも翌日の月曜日の早朝にUPしてきた。
ところが年のせいに加え、今の職場の忙しさもあって、正直言ってしんどくなってきた。
特に今回は山行翌日の月曜日は、早朝6時過ぎに出勤し、夜は会議があり8時半に帰宅。
そのためHP作成の時間も気力もない状況で、水曜日早朝の更新となった次第。
忙しい状況は今後も変わることはない。そこで、今後の更新作業は以下のようにするつもりである。
土曜日に山行・・・今まで通り、日曜日に更新。(遅くとも夜には) 日曜日に山行・・・火曜日の早朝に更新。(状況によって月曜更新) |
山行の疲れを取るにはなんと言っても十分な睡眠が一番。
気力を充実させて仕事をこなし、その上で九重の山々を楽しみたい。
今まで多くの方が月曜日に見に来て下さっているが、
今後は火曜日にお願いできたらと思っている。
さて、今回の山行。
6月2日(火)に大きな行事を控え、この土日は両日とも休日出勤。
週間天気予報では2日とも雨だったためあきらめていたが、直前に予報が変わり山行できそうだ。
そこでまたもやいつものT先輩の「行っていいよ」の声に甘えて山行することにした。
ねらいは前回パスした大船山のミヤマキリシマである。
天気予報は「朝方まで雨、その後くもり。午後晴れ」。
天気分布予報で見ると、九重連山付近は雲が残る予報になっている。
それでもこの時期、雨でないのであれば行くしかない。
さて、どこからどのルートを歩こうか。
前回の山行では平治岳を見ただけで大船山には行かなかった。
翌日の勤務を考えて無理しないという判断だったのだが、
この時期、やはり大船山は自分の目で見ておきたい。
そこで、吉部から入山し大船山をめざすことにした。
佐伯市の自宅を出発したときにはまだ雨が降っており、やむことを祈りつつ九重連山へと車を走らせた。
だが5時半の吉部はまだわずかな雨が降っている。そこで雨装備を調えて出発。
昨夜はかなり降ったはずなので、安全を考えて平治岳北登路は避け、平治岳の巻き道へ向かうことにした。
前回 平治岳から下ってきた巻き道。入口は簡単に見つかると思っていた。
ところが入口を大船林道終点の駐車場の手前と勘違いしてしまい、行きつ戻りつしてようやく発見した。
実際にはこの入口は駐車場のわずか向こう側(坊がつる側)にある。
雨のためすべりやすくなっている登路を歩き、大戸越に到着。
しかし周囲は深いガスに覆われている。
ミヤマキリシマは前回確認した通り、大戸越周辺は壊滅状態。
しかもガスとあって、山頂に向かう気持ちにならない。
一瞬だけガスが晴れ山頂付近まで見えたが、
その後は再び深いガス。
そこで潔く平治岳をあきらめ、今日はのんびりと大船山へ向かうことにした。
となれば焦ることはない。腰を下ろし行動食を食べる。
さて、大船山へ向かうとするか。
ガスが晴れるまでにはまだ時間があるはず。
ゆっくりマイペースで登ることにしよう。
登路脇にあるオオヤマレンゲのつぼみは順調に膨らんでいる。
このルートはガレ場で歩きにくい。
慎重に登っていく。
あちこちに咲いていたマイヅルソウ。
ようやく尾根道に上がり、ミヤマキリシマを眺めながら歩く。
このあたりのミヤマキリシマは虫害の被害も限定的なようだ。
歩いていくうち、すばらしくきれいに咲いた株を見つけた。
(老眼のため)メガネをはずして顔を近づけて見てみたが、痛んでいる花は皆無。
これは撮らなければ!
今日はしずくが主役・・・と言いたいところだが、
やはり主役はこのきれいに咲いたミヤマキリシマだ。
私が撮影しているときにここを通過した女性との会話。
「この株、きれいねえ」「そうですね、この株だけすばらしいです」
「以前は全部がこんな風にきれいに咲いてたのにね」
確かにその通りだ。
尾根道に咲くミヤマキリシマを撮影。
ガスがなければこの左奥には大船山頂が見えるはずなのだが・・・。
北大船山を経由し、段原へ。
段原に到着しミヤマキリシマ越しに大船山頂を見上げる。
・・・のつもりなのだが、山頂はガスで見えなかった。
尾根道を進み、ようやく山頂が見えた。
11時に山頂に到着。
吉部出発が6時前だったので、ここまでほぼ5時間もかかってしまった。
大戸越で30分ほど休憩したり、ガスが晴れるのを待つ意味もあって意識してゆっくり歩いたりしたが、
それでも5時間はかかりすぎだろう。
周囲のガスは全く晴れる気配がない。
こんなときにすることと言えば、食事のみ。
さっそく昼食づくりにとりかかる。
今日の食材。
ラーメンに、チャーシュー・もやし・ねぎ・卵。それにコチュジャン。
最初に軽くもやしを茹で、その後ラーメンを茹でる。
できあがったラーメンに再びもやしをのせ、チャーシューとコチュジャンをトッピングし、
最後にねぎを散らせばできあがり。
完成したちょうどそのとき、ガスが晴れた。
これは撮影しなければ!というわけでカメラを抱えて山頂を移動。
坊がつるを見下ろす場所まで来て久住山方面を撮影。
だが山々が見えるほどには晴れなかった。
晴れたのは一瞬のみ。山頂は再びガスに包まれた・・・。
気を取り直し、完成したチャーシューメンを食べる。
チャーシューに隠れて見えないが、下にはたっぷりのシャキシャキもやしがのっている。
ピリ辛のコチュジャンもなかなかのものだ。
ガスが晴れないまま食後のコーヒーを飲む。
晴れてほしいという思いは天に通じなかったようだ。
しかたがない。下山することにしよう。
山頂の岩の上に立ち御池を見下ろして下る。
今回の山行のねらいはもちろんミヤマキリシマだが、
もうひとつねらいの花がある。
そこでその花のポイントへ向かう。
そのポイントに到着しカメラを構えたその時。
私に声を掛けてきた方がいる。見ると「九重連山のひよっこ」のNさんだった。
「九重を山歩」のNさん、それに「赤毛日記」のなおさん、私と同郷のWさんもいる。
「こんなところで」と言ったものの、お互いこのポイントは熟知している。
同じ日に登ればここで会うのは珍しいことではない。
さて、ねらいの花の撮影だ。
その花がこれ。ヨウラクツツジ。
早朝までの雨がしずくとなって残っていた。
ねらいの花の撮影を終え、段原へ下る。
段原には先ほどの4人が休憩中。
私も中に入れてもらいしばし談笑。
そのうちようやくガスが晴れ、大船山頂が見えてきた。
ミヤマキリシマ越しにガスの晴れた大船山頂を望む。
すっきりと青空が広がるまでにはまだ時間がかかりそうだ。
それでもこのアングルで山頂が見えただけでよしとしよう。
同じように山頂を撮影するお二人。
こんな写真を撮っていたなんて、気づかなかったでしょう(笑)。
北大船山・大戸越を経由して男池に下るという4人と分かれ、
坊がつるに下る前に北大船山を撮影した。
まさに下ろうというとき、前回も大戸越でお会いしたMさんに声を掛けられた。
翌週末にご友人を九重に案内するそうで、前回と今回はその下見のようだ。
その気持ち、わかるなあ。私も息子を連れて登ったときは、どのルートがいいか下見をしたのを思い出した。
我が子でさえそうなのだから、友人となればなおさら慎重になる。
翌週末が気持ちよく晴れるといいのだが。
Mさんと分かれ、坊がつるに下る。
坊がつるに下ると、野営場は多くの人で賑わっていた。
その中に高校生らしきグループがいるので声を掛けた。
今日は高校総体なのだそうだ。あちこちの高校の山岳部が集結している。
野営場の周辺の木陰に腰を下ろして休憩。
そのうちさきほど段原で分かれたMさんも下ってきた。
ガスの晴れた大船山頂を見上げながら、今日2回目のコーヒータイム。
休憩していると、上空にはようやく青空が広がってきた。
平治岳の上空も晴れた。
平治岳の山頂付近が薄くピンク色に染まっているのが見える。
さて、そろそろ吉部に下るlことにしよう。
周囲の鮮やかな緑色を眺めつつ大船林道を下った。
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