鳴子山・中岳・天狗が城

2015年「6月21日


日曜日は梅雨の晴れ間。となれば鳴子山だ。
もちろんねらいは咲き始めているはずのオオヤマレンゲである。

5時半に牧ノ戸から入山。上空は雲があるものの青空が広がる。気持ちよく歩いていく。
久住山避難小屋の前で小休憩し、御池、池の小屋の前を通過して稲星越へ。
ところが少しずつガスが広がってきた。まあ、オオヤマレンゲの撮影には影響はないだろう。
鳴子山手前のオオヤマレンゲのある場所に到着し、なんとか咲いているのを見つけて撮影。
その後鳴子山へ向かったものの周囲の展望はなかった。

稲星越へと引き返し、ガスが晴れ始めた中岳へ向かう。
咲き残ったミヤマキリシマ越しに御池を見下ろしながら昼食を食べる。
食後はガスかかる山々を眺めつつ牧ノ戸まで淡々と下った。

5:30牧ノ戸→5:55沓掛展望台→6:55扇ガ鼻分岐→7:30久住山避難小屋→7:40久住分かれ
→7:50~8:05御池→8:10池の小屋→8:15中岳下→8:25稲星越→オオヤマレンゲ撮影→9:10~9:20鳴子山
→10:05稲星越→10:15中岳下→10:35~11:50中岳(昼食)→12:00~12:05天狗が城
→12:25久住分かれ→12:50扇ガ鼻分岐→13:30沓掛展望台→13:40牧ノ戸






土曜日は大事な集会があり、今年は職場で役をもらっているため、サボらずまじめに参加した。
夜は気の置けない職場の仲間と焼き肉。それでもビール少々で我慢した自分をほめてやりたい(笑)。

日曜日は梅雨の晴れ間。となれば目的地は鳴子山に決まっている。
ねらいはもちろんオオヤマレンゲ。もう咲いていると予想した。
もしかするとまだ早いかもしれないが、幾輪かは咲いているはず。
来週の方が見頃かもしれないが、かと言って来週末が晴れる保証はない。
晴れる予報の今週に行っておいた方が賢明だ。


前夜の焼き肉がおいしくて食べ過ぎたためか、
はたまたビール少々では酔いが足りなかったせいか、
浅い睡眠の上、2時に目覚めてしまった(たぶん理由は後者だと思われる)。
そこで図らずも早朝出発。夜が明けた5時半に牧ノ戸から入山した。



第1展望台から沓掛山を見上げる。
上空には梅雨時期には珍しい青空が広がっている。



沓掛の岩場でルートを俯瞰。



岩場を下って歩いていく。
足下にひっそりと咲くコケモモにカメラを向けた。
朝露がわずかに残っているのが愛らしい。



扇ガ鼻分岐にて。
ベニバナニシキウツギ越しに星生山を望む。



西千里浜を歩く。


星生下に差し掛かったとき、「九重連山のひよっこ」さんご一行に出会った。
今日も朝駆けだったそうだが、「sanpo」さん曰く、「今日はよくなかったです」。
心なしか元気がなかったような・・・。


今日はいくつものグループとすれ違う。
当然みなさん朝駆けだろう。
朝駆けはいいとして、こんなに早く下ってしまうのはなぜだろう。
私ならいくつかの山を巡ってから下るのだが・・・。
まさか今日も雨になるんじゃないだろうな。



久住山避難小屋の前の広場で岩に腰掛けて小休憩。
緑濃い久住山を見上げる。



久住分かれより三俣山を望む。
青空はあるが、三俣山の右に見える雲が気になった。
まさかあの雲が押し寄せてくるのではないだろうな。



御池のほとりに到着。
水量は先週よりわずかに少なくなったようだ。



御池を過ぎて振り返る。この風景を見ながら腰を下ろして小休憩。



池の小屋の前から鳴子山方面を望む。
よし、ここまで来れば鳴子山までそんなに遠くないぞ。


ところが好事魔多し。
黒土の斜面は滑りやすい。
気を抜いたためか、見事に転んで尻餅をついてしまった。



中岳下を通過。



稲星越に向かう。
ところが先ほどまで晴れていたはずなのに、ガスが広がってきた。



稲星越に到着。
ここは五差路になっている。
ここから鳴子山へ。オオヤマレンゲはもうすぐだ。



ところが、鳴子山へ向かう途中のこと。
下っていくルートの途中の石の上で足を滑らせてしまった。
この写真がその場所。下って振り返った写真である。
中央右に見える切り株に股間をぶつけて落下せずにすんだ。
もし落下していたら大きなケガになっていたかもしれず。
また、ちょっと位置がずれれば大事な急所を打っていたかもしれない。
どちらにしても大変なことになっていたかもと冷や汗をかいた。
もっと慎重に歩かなければ。


このすぐ後、ご夫婦と出会った。どうやらお二人とも聴覚しょうがいの方のようだ。
「(花は)1つ」と言っている。
そこで手話で「一つだけ?」と返すと「手話(ができるの)?」と返ってきた。
そこで「30年前、1年間だけ手話を勉強しました」と手話で説明。
だがほとんど忘れてしまった片言の手話でどれほど通じただろうか。


ご夫婦と一緒に花を探す。
するとようやく咲いている花を見つけた。



だが咲いている場所がずいぶん高い位置で、これでは撮影は難しい。



これが精一杯だ。


まだほかにないか探してみると・・・



ようやくきれいに咲いている花を撮影できた。
今日はこれで満足することにしよう。


先ほどのご夫婦はまだ撮影中。
二人と別れ、私は鳴子山へ。



山頂には男性が二人休憩中だった。
その後も数名が訪れにぎやかになった。

だが、ガスのため展望のない山頂に長居してもしかたがない。
来たルートを折り返す。


もうすぐ稲星越というところで、最近よく会う大分市のMさんに出会った。
Mさんは私が今日ここに来ることをお見通しだったようだ。
沢水から登ってきたというMさんはどこから下るか悩んでいた。
確かに、この雨の季節はどのルートも滑りやすい。
私は鉾立峠に下るルートを薦めたのだが、さてどうされたのだろう。



Mさんと別れて稲星越に着くと、上空に青空が広がってきた。



中岳下より中岳を見上げる。
ガスであれば御池で昼食と思っていたが、これだけ晴れれば予定変更だ。



中岳山頂



今日の食材はこれ。至ってシンプルだ。



ただいま調理中。
もっとも、2つを一緒にお湯に入れてただ待つだけという超簡単メニューだ。



ペンネのミートソースの完成。
デザートはアップルマンゴー。だがまだ熟していなかった。



コーヒーを飲み、ガスに煙るこの風景を撮影。
さて山頂を後にしよう。



鞍部よりこれから向かう天狗が城を見上げる。



山頂



山頂より御池と空池、そしてガスかかる久住山を望む。


やがて山頂に若い男女6人ほどのグループが到着。
どうやら九重は初めてのようで、ずいぶんテンションが高い。
そんなハイテンションをうらやましく思う。


さて、下山することにしよう。



扇ガ鼻分岐を過ぎ、深緑の星生山西壁を望む、
残念ながら星生山頂はガスの中だ。



沓掛の岩場で歩いてきた尾根道を振り返った。


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