天狗が城・中岳・扇ガ鼻

2015年12月29日


今回は今年の登り納め。
今年は暖かい日が続いて雪がなく、登る意欲が湧かない。
それでも晴天の予報となれば山行せずに新年は迎えられない。
というわけで山行決定。

7時前に牧ノ戸から入山。
沓掛山は薄く霧氷に覆われていた。
沓掛山を過ぎ、晴れた空と登路脇の霧氷を眺めながら歩く。
ところが天狗が城に着いて北側斜面を見下ろすと霧氷がない。
中岳の北側斜面にも霧氷がなく、がっかり。
今年最後の山頂での昼食を終え、御池に下る。

下山時、扇ガ鼻に寄り道。
今日もまたうれしい出会いがあった。

6:50牧ノ戸→7:10沓掛展望台→8:20扇ガ鼻分岐→8:50久住分かれ→9:10天狗が城
→9:30~10:50中岳(昼食)→11:00~11:20御池→11:30久住分かれ→12:00扇ガ鼻分岐
→12:20~13:00扇ガ鼻→13:10扇ガ鼻分岐→13:45沓掛展望台→14:00牧ノ戸





土日とも所用があり山行できなかった。
28(月)は振休を取っていたが、午前中のみ自主出勤した。これで今年の勤務は終了。
いつもであれば「よし、明日は山だ」となるのであるが、暖かい日が続き、山には雪がない。
この季節、雪山を楽しみにしている方がほとんどだろう。それは私も同じ。
それなのに雪がないなんて。これでは山行意欲が湧かない。
それでも今年最後の締めとなる山行を終えなければ、と思い、自宅を出発した。


当初の予定は赤川からの久住山。あとは気分次第で歩こうと思っていた。
赤川駐車場に到着してみると、1台の車もない。
とりあえず準備したものの、久住山までの厳しい登りを考えてやめた。
急遽いつもの牧ノ戸からのお手軽登山に変更。
同行者がいれば揉めるかもしれないが、単独登山ならこんな急な変更も全く問題なしだ。


牧ノ戸から私にしては遅い7時前に入山した。
気温は-8℃。さすがに寒い。



第1展望台に上がり沓掛山を見上げる。
やはりうっすらと霧氷がついている。



沓掛展望台に上がり尾根道を眺める。
まだ頂上付近には厚いガスがかかっている。
今日は1日晴れの予報なので、このガスはいずれ晴れるはず。



阿蘇五岳が黎明の空に浮かんでいた。



ほんのささやかな霧氷のトンネル。



沓掛の岩場に到着すると、ちょうどガスが晴れるところだった。
一気にガスが晴れていく。
山頂にいれば絶景に出会えただろうな。


周囲に広がるささやかな霧氷を見ながら歩いていく。



真っ白に装った扇ガ鼻山頂が見えた。


上空には雲一つない青空が広がってきた。



星生山の西壁の霧氷。



霧氷越しに朝日を浴びた星生山を望む。
下山時であれば手前の霧氷にも光が当たってきれいなのだが、
贅沢は言わないでおこう。



扇ガ鼻分岐にて。
吸い込まれそうな青空が最高だ。



久住分かれにて三俣山を望む。
三俣山の南斜面はもちろん、山頂付近にも霧氷はないようだ。
これが年末の風景とはとても思えない。



天狗が城を登っていく。
こちら側にはわずかな霧氷しかないが、北側斜面にはきっと一面の霧氷が見られるはず。



誰もいない山頂に到着。
やはり霧氷がある。
すぐに北斜面を見下ろす。



ところが期待に反して、斜面にはわずかな霧氷しかなかった。
正直がっかりだ。



気を取り直して御池を見下ろす。
先週ほぼ完全凍結していたのに、意外にも一部がとけてしまっている。
これだけ気温が低いのだから完全凍結しているだろうと予想し、氷上を歩こうと思っていたのに。
これまた残念。



この状況では中岳の北斜面も期待薄だが、とりあえず急いで中岳へ向かう。



誰もいない中岳山頂に到着。
ここでも北斜面を見下ろす。



やはり・・・こちらは霧氷のかけらさえなかった。



久住山方面を振り返ると、南側斜面に霧氷がある。
さらに遠くへ目をこらすと、扇ガ鼻周辺が特に白い。
今まで霧氷は北西斜面にできると思っていたが、
今回の風はどう吹いたのだろう。


霧氷はささやかだが、雲一つない快晴のこの日に九重連山を歩けていることに感謝しよう。
今日はこの風景を眺めながら昼食を食べることにした。



今日の食材。
そば、白菜・白ネギ・しいたけ、鶏肉、卵、あげ玉(前回の残り)。



年越しそばの完成。
やはり1年の締めはこれに限る。


食後のコーヒーを飲みながら風景を眺める。



阿蘇五岳



由布岳


いつものようにのんびりと1時間20分を過ごした。
そろそろ御池に下ろう。



池のほとりの岩の上から湖面を見下ろす。



今度は私の好きなアングルで。


せっかくなので氷の上を歩く。
端っこなら大丈夫なはず。



氷が板状になっているのは、一旦は融けたということなのだろうか?
板状の氷の隙間もしっかりと凍っているようだが、さすがにこの上を歩くのはやめておいた。



御池越しに中岳を振り返り、久住分かれへ向かう。



風もなく穏やかな西千里浜を下っていく。
暖かいのでダウンジャケットを脱ぎ、軽装にした。


扇ガ鼻分岐に到着。
いつもならまっすぐ下るところだが、今日は職場の同僚が家族で扇ガ鼻に来ているはず。
そこで私も久しぶりに扇ガ鼻へ向かう。



山頂を見上げる。
こちらにはまだかなりの霧氷が残っている。



ほどなく山頂に到着。



同僚とそのお連れ合いさん、息子さんは山頂下の草の上で休憩中。
私もそこに下り、しばし団らんに入れてもらった。
同僚は今年の8月27日に坊がつるへと同行した1人。
今日のこの天気と眺望はあのとき以上に十分楽しめたのではないだろうか。



家族水入らずの団らんをじゃましては悪いので、私は山頂に戻って今日2回目のコーヒータイム。



多少霞んできたものの、扇ガ鼻からのこの眺望、なかなかいい。
久住山まで行くのが大変、という人におすすめである。


さて、そろそろ下山することにしよう。



山頂の霧氷越しに久住山方面の山々を撮影。
今度は雪で真っ白なときに来たいものだ。



沓掛の岩場で尾根道を振り返る。



第1展望台にて三俣山と由布岳を撮影。
これが今年のラストショットとなった。


振り返ると、今年は公私ともに穏やかな1年だった。
特に職場では同僚や上司に恵まれ、ほとんどストレスを感じることなく1年を過ごせた。
33人の仲間にも感謝。そして何度も土曜日に山行できたのはT先輩のおかげ。
いろんな人に感謝しつつ、また来年も九重連山をマイペースで歩きたいと思う。

最後に、みなさんよい年をお迎え下さい。


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