久住山・天狗が城・中岳・星生山・扇ガ鼻

2016年3月29日


諸事情のため土日の山行を見送り、平日に休暇を取っての山行。
6時に赤川出発。順調に高度を上げていく。久住山に到着し風を避けて休憩。
天狗が城経由で中岳へ向かう。中岳山頂で早めの昼食。
平日なので実に静か。しかも青空が広がってきた。
御池に下り、星生山へ。山頂で2回目のコーヒータイムを楽しむ。
だが雲が広がってきて絶景といかないのが残念だ。
星生山を下り、扇ガ鼻へ。山頂から赤川へ。
滑りやすい下山道に難儀しながらも無事に赤川に下山した。

6:05赤川→6:15分岐→8:20~8:50久住山→9:20~9:25天狗が城
→9:40~10:50中岳(昼食)→11:00御池→11:25久住分かれ→12:10~12:45星生山
→13:05扇ガ鼻分岐→13:25~13:30扇ガ鼻→14:30分岐→14:35赤川






25日(金)に今年度の一区切りがついた。
その夜は慰労会を兼ね、異動する仲間の送別会。
普段は一次会で失礼するのだが、この日ばかりはそうもいかない。
なにせ私の隣と向かいの2人が異動するとあっては当然だ。
今年1年、お互いよく頑張りました。ご苦労さま。
次の職場でも元気でガンバレよ!
そういうわけで、土曜日の山行ははなからあきらめた。

日曜日は寒気が降りてきて天候が不安定になるらしい。
そこで無理せず自宅でのんびり過ごすことにした。
沖縄県から帰省し数日後には石川県へ引っ越す息子を連れ、
佐伯市で今一番人気のラーメンを食べに行った。

というわけで、平日山行である。
さてどこからどう歩こうか。
週末には坊がつるの野焼きが終わったはず。
その坊がつるに向かおうかとも思ったのだが、
坊がつるには先週訪れたばかり。
そこで赤川から入山し気分次第で歩くことにした。



6時前に駐車場に到着。
車は1台もなかった。
それもそのはず、今日は平日だ。
準備を調え、6時過ぎに入山。



すぐに分岐に到着。直進して久住山をめざす。

実はスタート直前までどのルートを歩くか決めかねていた。
赤川からは久住山への直登ルート、扇ガ鼻へのルート、稲星越へのルートの3つがある。
私はできれば行きと帰りは違う道を歩きたいと思っているのだが、
それでも3つルートがあれば、組み合わせは6通りになる。
頭の中であれこれシミュレーションした結果、直登ルートに決定。
何のことはない、一番ありきたりのルートになってしまった。



やがて小川を渡る。
正面に見えているのは肥前ガ城だ。



周囲には冬枯れの景色が広がる。
どこかに春がないかと探すが、見つからなかった。



よく整備された道を登っていく。



見晴らしのよい台地に上がってきた。
肥前ガ城の絶壁に久住山の影が伸びている。
腰を下ろして小休憩。影が少しずつ下がってくるのをのんびり眺めた。
こんな時間の使い方は実に贅沢だ。



腰を上げ、山頂をめざす。



山頂が見えてきた。
いつもであれば「ようやく」というところだが、今日はちょっと違う。
なぜか疲れを感じない。快調に登ってきた。



山頂に到着。赤川から2時間15分。
山頂には単独男性が1人、休憩中だった。



その男性が眺めているのは星生山(右)と扇ガ鼻。



三俣山と天狗が城・中岳。
大船山は白く霞んでいる。



扇ガ鼻と久住高原。
阿蘇は雲海の下に隠れているのか、
それとも霞んでしまっているのか、見えなかった。



祖母山と傾山が雲海の上にわずかに顔を覗かせている。


岩陰で風を避け、この風景を眺めながら小休憩。
風は多少冷たいものの、その風さえ避ければ実に穏やかで暖かい。
時間がゆっくり流れていく。


さて、次はどこへ向かおうか。
稲星山経由で中岳へ向かうことも考えたのだが、下山時に星生山にも行きたい。
体力的に厳しいかも・・・と弱気になり、稲星山はやめておいた。
結局いつものルートに落ち着いてしまった。



誰もいない天狗が城に到着し、いつものアングルで御池を見下ろす。



すぐに次の中岳へ。



中岳にも誰もいなかった。
それもそのはず、今日は平日。
今のところ久住山頂で出会った男性と、
私と入れ違いに中岳から下ってきた男性しか見ていない。
実に静かな山だ。



まだ10時前だが、昼食づくりにとりかかる。
チャーシュー、キャベツ、もやし、辛子高菜。



春メニューということで久しぶりのラーメンとコンビニおにぎり。
久しぶりにデザートも持ってきた。不知火産のポンカン(だと思う)。


ラーメンを食べていると、ポツリポツリと数人のグループがやってきては次の山へ向かう。
私は食べ終えてコーヒータイム。



中岳に到着したときは薄曇りだったが、なんとか晴れた。
やっぱり山には青空が似合うと改めて思う。
だが、霞んでいて、普段は見えるはずの由布岳が見えなかった。



野焼きを終えたばかりの坊がつる。
左上には火が入っていないように見えるのだが・・・。



久住山方面の山々を撮影し、中岳を後にする。



御池に下り、いつものアングルで。



湖畔にはわずかに氷が残っていた。
それとも前日に振った雪の名残だろうか。


御池から久住分かれへ下っていく。
徐々にすれ違う人が増えてきた。



久住分かれ付近にて、避難小屋と星生崎を望む。
さあ、星生山まで一頑張りだ。



星生崎より避難小屋を見下ろす。



西千里浜を見下ろす。
写真のほぼ中央に3人グループが歩いているのが見えるだろうか。



尾根道を歩き星生山へと向かう。



アップダウンを繰り返し、ここからが最後の登り。
岩の上を歩くところもあり、慎重に進む。



山頂に到着し、三俣山と大船山を望む。
薄雲が再び広がってきたのが残念だ。


岩に腰を下ろし、この風景を眺めながら2回目のコーヒータイム。



腰を上げ、ゆるやかに下っていく。
最後は左に見える扇ガ鼻だ。
右に見える3人組は(後でわかったのだが)赤川まで同じルートだった。



地塘を見下ろす。



扇ガ鼻分岐まで下り、10分ほど登ると扇ガ鼻の山頂が見えた。



山頂では星生山を一足先に下った3人組が風景を眺めていた。



久住高原を見下ろす。赤川はどこだろう?
いったいどの辺りまで下っていくのか・・・。



久住の山々を一望する。
ここでも3人組が一足先に下山。
私の横を通るとき、「どうか下山道がぐじゃぐじゃでありませんように」という会話が聞こえてきた。


私も3人組の後を追うように下る。
下山道はぬかるんでいて滑りやすく、まさに「ぐじゃぐじゃ」だった。

途中で3人組を追い越し、一気に下っていく。



開けたところまで下り、今日歩いた山を振り返った。
右が久住山、左が扇ガ鼻。中央は肥前ガ城だ。


今日もいい登山だったな、と思いつつ赤川に下る。
ただ、とうとう春を見つけられなかったのが残念だ。
次回は春を探しに行こうかな。


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