扇ガ鼻・中岳・天狗が城

2016年6月11日


7日に職場の大きな行事が終わり、この週末は予定がない。
幸い土曜日が晴れの予報で山行決定。
扇ガ鼻のミヤマキリシマを見るべく牧ノ戸から入山。
薄雲が広がっているがまずまずの天気だ。
花の撮影をしながら歩いていく。
扇ガ鼻のミヤマキリシマはきれいに咲いていた。
青空が広がり、いい気分で山頂に到着し休憩。
扇ガ鼻分岐まで下り、空池や御池のミヤマキリシマを撮影しながら歩く。
さらに中岳を見上げ、稲星越に到着。
ところが規制テープが貼られ、「入山禁止」の表示もある。
これを無視して行くわけにはいかず、残念だがあきらめて中岳下に戻った。
中岳に到着し、ミヤマキリシマを眺めながら昼食。
コーヒーを飲んで天狗が城へ。
雲やガスが広がってきたため星生山はあきらめ、淡々と牧ノ戸へと下った。

5:30牧ノ戸→5:55沓掛展望台→7:00扇ガ鼻分岐→7:25~7:40扇ガ鼻→8:00扇ガ鼻分岐
→8:25久住山避難小屋→8:35久住分かれ→8:50御池→9:00池の小屋→9:10中岳下分岐
→9:20稲星越→9:35中岳下→9:55~11:10中岳(昼食)→11:20~11:45天狗が城
→11:55久住分かれ→12:25扇ガ鼻分岐→13:10沓掛展望台→13:20牧ノ戸





7日(火)に職場の大きな行事が終わった。
この日のために毎週末の休日出勤をしてきたと言っても過言ではない。
その結果は、私の担当で言えばまあ順当といったところ。
職場全体では悲喜こもごもといったところだろうか。
それでもこの日が終わればほっと一息つくことができる。
というわけでこの週末は何の予定もない2日間。心置きなく山行できる。
天気は土曜日が晴れときどきくもり、日曜日は雨模様。
そこで土曜日に山行決定。
ねらいは扇ガ鼻のミヤマキリシマと、鳴子山のオオヤマレンゲである。

午後は天気が不安定になるという予報もある。
そこで早朝入山をしようと5時過ぎに牧ノ戸駐車場に到着。
ところが下の駐車場はすでに満車、上の駐車場になんとかスペースを見つけた。
さすがはミヤマキリシマの季節である。
ちなみに下山時は路側帯に多くの車が駐車していた。
装備を調え5時半に入山。



上空には雲が多いものの青空も見える。
まずまずの天気だ。



ベニバナニシキウツギ



沓掛の岩場より新緑の尾根道を見下ろす。
多くの登山者が歩いて行くのが見える。


周囲の花を撮影しながら歩いていく。



ベニドウダン



シロドウダン



足下にひっそりと咲くコケモモ



登路脇のミヤマキリシマはほとんど花期を終えている。
きれいに咲いた株にカメラを向けた。


花を見つけるたびに立ち止まりカメラを向けるものだからなかなか進まない。
次々と登山者に追い越されたが、今日は早朝入山なので気にせずマイペースで歩いていく。



扇ガ鼻分岐が近づいてきた。
扇ガ鼻の頂上付近がピンクに染まっている。
上空には青空が広がってきた。
期待が高まる。



扇ガ鼻分岐にはひときわ大きな株が見事に咲いている。
その株越しに星生山を撮影。



扇ガ鼻分岐付近から山頂を見上げる。
この上の台地がどれくらい咲いているのか、楽しみにしながら登る。



ミヤマキリシマを見上げながら登る。



登りながら横を見ると、ツクシドウダンが咲いていた。
足を止め、カメラを向ける。
このおだやかな色のドウダンが私の一番のお気に入り。



斜面のミヤマキリシマ越しに黒岩山と泉水山、その奥に涌蓋山を望む。


さあ、もうすぐ山頂下の台地に到着だ。



ミヤマキリシマは見事に咲き誇っていた。
これはもう、ただ感嘆するしかない。


花を眺めながらゆっくり山頂へ向かう。



山頂に到着。



山頂より久住高原を見下ろす。
阿蘇五岳は霞んでいて見えなかった。


小休憩ののち、山頂を後にする。



山頂を下りながら、今度は九重の山々をバックに撮影した。


扇ガ鼻分岐に下り、久住分かれへと歩く。



星生崎を見上げる。
新緑がきれいだ。



久住高原から上がってきたガスが流れていく。



御池のほとりにて、ミヤマキリシマ越しに中岳を望む。



御池を振り返り、池の小屋へ。



池の小屋には立派すぎる標識が設置されていた。
小屋の前でわずかに休憩し、さらに進む。



中岳下より山頂を見上げる。
中岳のミヤマキリシマもけっこう咲いているぞ。
だが中岳には後で戻ってくるつもり。
中岳の前に、今日のもう一つのねらいであるオオヤマレンゲに会わなければ。
鳴子山へ急ぎ足で進む。



ところが。ところがである。
稲星越まで来ると、ご覧の通り、規制テープが貼られている。
右は沢水へ下る本山登山道、左が鳴子山へのルート。
テープはそのどちらにも伸びている。
これは一体どういうことだろう。



分岐にある標識には「入山禁止」の張り紙があるではないか。
「登山は自己責任で」とはよく聞くが、「入山禁止」を無視して行くわけにはいかない。
「せっかくここまで来たのに」と思ったが、いさぎよくあきらめ、もどることにした。

なお、下山してネットで調べてみると、以前紹介したアウトドア&登山専門店シェルパの
スタッフブログ」には、5月16日更新の情報として次の記載があった。
「沢水から稲星山・鳴子山へは本山登山道が崩落の為沢水側・稲星山側共に封鎖・通行無理・鳴子山へもダメ(5/6更新)]
もし鳴子山へ行く場合には、最新の情報を収集する必要がありそうである。



がっかりしながら中岳下まで戻ってきた。
ミヤマキリシマがきれいに咲いているからまあいいか、と自分を慰め、
中岳に取り付いた。



数人が休憩中の山頂に到着。



大船山は残念ながらガスで見えなかった。



三俣山は遠目でもピンク色に染まっているのがわかる。



中岳のミヤマキリシマも十分にきれいだ。


今日はこの風景を眺めながらの昼食とした。



今日の食材。
さんま蒲焼き缶、卵、しめじ・タマネギ、針ショウガ、ネギ。



さんま蒲焼き丼の完成。
デザートは早くも夏バージョン。ゼリーを凍らせて持ってきた。


超お手軽なメニューだが、このシチュエーションで食べると実においしかった。


風景を眺めつつ食後のコーヒーを味わう。


中岳に到着してすでに1時間が過ぎた。
そろそろ腰を上げて天狗が城へ向かおう。



天狗が城山頂に到着。



山頂より御池と空池、久住山を望む。



三俣山方面を望む。



山頂にはマイヅルソウが咲いていた。


しばらく休憩して下山する。


ガスが広がり、上空も曇ってきた。
晴れていれば星生山経由で下ることや、2度目の扇ガ鼻も考えていたのだが、
どちらもあきらめ、淡々と牧ノ戸へ下った。


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