久住山・天狗が城・中岳・星生山

2016年7月18日


梅雨の長雨や休日出勤、さらにはパソコントラブルのために山行できなかった。
ようやく土曜日に仕事が一段落つき、天気のいい月曜日に山行。
早朝4時半の牧ノ戸駐車場は下の駐車場がすでに満車。
薄明るくなった5時前に入山。
登路脇には夏の花が咲き始めている。
花を探しながら、撮影しながらのんびりと歩く。
いったい何組何人に追い越されただろうか。
久住山避難小屋まえで久住山を見上げながら小休憩。
すばらしい青空が広がり、阿蘇五岳もくっきり見えている。
そこで久住山へ向かうことにした。久住山頂で風景を眺めながら休憩。
続いて天狗が城へ。さらに中岳へ。さわやかな風を受けながら昼食。
昼食後、御池を経由して下る。
時刻も早いので星生山へ向かう。
山頂で風景を眺めながらコーヒーを飲む。
次第に暑さを感じながら牧ノ戸へと下った。

4:50牧ノ戸→5:10沓掛展望台→6:35扇ガ鼻分岐→7:15久住山避難小屋→7:25久住分かれ
→7:50~8:15久住山→8:40~8:50天狗が城→9:00~10:15中岳(昼食)→10:25御池
→10:45久住分かれ→11:35~12:20星生山→12:55扇ガ鼻分岐→13:40沓掛展望台→13:55牧ノ戸





梅雨の長雨や休日出勤に加え、前回報告したパソコンのトラブル。
そんなこんなで2週間山行できなかった。
この3連休も土曜日と月曜日はいつもの休日出勤が予定されていた。
週間天気予報が安定しないので、いつ山行できるのかやきもき。
結局月曜日の天気が一番よさそうだと判断した。
いつものように先輩に頼んで休日出勤をパスさせてもらった。
感謝しながらの山行である。


早朝4時半に牧ノ戸駐車場に到着して驚いた。
下の駐車場はすでに満車。上の駐車場も半分ほど埋まっている。
朝駆けか、もしくは前日から入山してテント泊の方々だろうか。
なかなか山行できずにやきもきしていたのはみなさん同じなのだろう。

装備を調え、まだ薄暗い5時前に入山した。



第1展望台に上がると由布岳の上空に朝焼けの空が広がっていた。
薄雲が多少広がっているものの、天気は良さそうだ。



沓掛展望台のわずか手前にキスゲが咲いていた。
こんなところにキスゲ?初めて見たぞ。



沓掛山に登るともうすぐ三股山から朝日が昇りそうな気配。
ここで日の出を待ってもよいのだが、小さな小学生の女の子とお父さんが先客。
ここは邪魔しない方がいいかな、と岩場を下った。


夜が明けて明るくなり、周囲の花を探しながら歩いて行く。



シライトソウ
もしかしたらもう咲いていないかもと思っていたが、咲いていてよかった。



イブキトラノオ



ヒヨドリソウはようやく一輪が咲き始めたばかり。
この花が咲けばアサギマダラがやってくるのももうすぐだ。



ノリウツギ
この季節、九重の至る所で咲いている。
九重連山を白く装う花である。



ヤマブキショウマ
この花もまだ多くはつぼみ。



コバギボウシ



チダケザシ



ヤマアジサイ



イヨフウロ
まだ咲いていないかもと思ったが、私の知っているポイントに行くと
たった1輪だけ咲いていた。
Yさん、あの場所ですよ。



扇ガ鼻分岐に到着し、澄み切った青空と星生山を望む。
この風景を見ながらしばし思案。さて、星生山はどうしたものか。
「登るか、やめるか」ではない。今日は星生山に行くと決めている。
これから向かうか、それとも下山の時にするか。
悩んだ末、下山時に向かうことにした。
理由は「太陽の位置」である。



ホソバシュロソウ
これほど地味な花も珍しい。



ワレモコウ
これもまた、わずかに咲き始めたばかりだ。



ノハナショウブ



西千里浜を歩き、正面に久住山が見えてきた。



ノリウツギ越しに星生崎を見上げる。



避難小屋前の広場に到着。石の上に腰を下ろし、久住山を見上げる。
さて、久住山はどうしようか。この場合は「行くか、行かないか」である。
今日のこの天気ですぐに答えは出た。よし、行こう。



久住山に向かいながら、一面に咲くノリウツギ越しに星生山を望む。
ちょうどこの写真を撮っているとき、私のすぐそばを下っていた男性が
「ほんと、絵になりますよね」と声をかけてくれた。まさにその通り。絵になるなあ。


やがて久住山に到着。



阿蘇五岳を望む。
カルデラには底霧がまだ残っている。



祖母傾山系。
この開放感が久住山の魅力だ。



星生山



三俣山、天狗・中岳、大船山。


腰を下ろしてしばし休憩。
天気もいいし、最高だ。


さて、そろそろ次の山へ向かおう。



天狗が城に到着し、先程までいた久住山を振り返る。
見下ろす御池の緑色がいい。



ここでもノリウツギ越しに三俣山を撮影した。



星生山方面から実にさわやかな風が吹いてくる。
このままここで昼食にしようかとも思ったが、思いとどまった。
やっぱりいつもの中岳に向かおう。



ようこそ九重連山へ」のN氏が定点観測するポイントにて。



中岳山頂に到着し、久住山と天狗が城を振り返る。



大船山と平治岳。その左奥には由布岳が見える。


今日もいつものようにここで昼食。



まずは食材。
スーパーで見つけたサンマの醤油煮の缶詰。
大根と紫蘇に、たれ(薄口醤油とみりん)。



新メニューの完成。
サンマの缶詰を温めてごはんに乗せ、紫蘇をちらし、
大根おろしを乗せ、たれをかけてできあがり。
実に簡単。・・・ただ、味は正直なところ、イマイチだった。
まあ、こんなこともあるさ。



デザートは凍らせてきたフルーツゼリー。
この風景を眺めながらの食事はうれしい。
たとえ味がイマイチであっても。
凍らせたゼリーはほとんど融けていたが、それがちょうどよかった。
持ってくるときの保冷剤の役目もしてくれるので一石二鳥だ。


食後のコーヒーをゆっくり味わう。
のんびり、ゆったりと過ごすこの時間のために来ていると感じる。
普段の職場が忙しいので、私にとってはこの時間がまさに至福だ。


山頂に到着してすでに1時間以上。そろそろ腰を上げよう。



御池に下り、岩の上から緑色の湖面を見下ろす。
まるで周囲の緑色を写しているかのようだ。



ノリウツギ越しに御池と天狗が城を望む。
私の好きなアングルにノリウツギがアクセントをつけてくれた。



御池は水を満々と湛えている。
私の前を歩いていた男性が途中で引き返してきた。
どうやら湖面近くの登路は水没しているようだ。


御池を過ぎ、久住分かれまで下ってきた。
目の前には星生崎。時刻はまだ10:45。
やはり予定通り星生山へ向かう。



大槍(久住山)と小槍。



星生崎に上がると、私より先に登っていた3人組が撮影中。
右手前の女性からのアングルでは一体どんな写真に仕上がっているのだろう。



尾根路を歩いていく。



星生の窓より阿蘇五岳を望む。



星生山頂は目の前。
岩の上を慎重に越えていく。
登るのに一生懸命で「星生の小窓」をすっかり忘れていた。
忘れたことに気づいたのは下山後の温泉に浸かっているときだった(笑)。



山頂に到着し、今日2回目のコーヒータイム。



九重連山を一望。青空が最高だ。
早朝だと逆光気味になってしまう。
星生山を下山時にして正解だった。



扇ガ鼻と阿蘇五岳。
画面右手前にはご夫婦が休憩中。
2人で同じ風景を見ている。
夫婦で同じ感動を味わえるなんて、いいなあ。


風景がすばらしく、下山するのがもったいない。
でもそろそろ下るとしよう。



池塘を見下ろす。



サイヨウシャジン



草原にコバギボウシがかすかに揺れていた。



ノリウツギ越しに星生山を望む。



沓掛の岩場で尾根路を振り返る。



コンクリート道の脇に咲くウツボグサをカメラに収め、
今日もいい山だったな、と振り返りながら牧ノ戸へと下った。


ところで、今回の山行記録は新しく購入したパソコンで作成した。
今までのパソコンと同様に「パソコン工房」でのネット通販で購入。

Windows 10 Home
512GBのSSDで起動
データは1TBのHDDに保存
プロセッサー 3.40GHz
メモリ 32G

性能も満足だが、何より静かなのがうれしい。
ただ、ソフトが何も入っておらず、すべて自分でインストールしなければならない。
けっこうそれが楽しかったりするのだが、面倒でもある。
なんとかHPを更新するのに必要なソフトを入れた。
なお、まだインストールできていないソフトもある。
困っているのは以前購入したExcelのパッケージが見つからないことだ。
また買わないといけないのか・・・


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