三俣山

2018年1月14日


日本列島に大雪が降った。
九重連山にもかなり積もっているようである。
そこで、久しぶりに大曲から三俣山に向かうことにした。

瀬の本から圧雪路になり、慎重に運転して大曲に到着。
ヘッドライトを点け、6時半に入山した。
トレースの残る雪道を登っていく。風がほとんどなく、暖かい。
だが上空には一面の雲。今日は晴れの予報だったはずなのだが。
順調にすがもり越に到着し、小休憩の後、西峰にとりつく。
周囲には雪と霧氷の絶景が広がっている。何度も立ち止まりながら西峰に到着。
周囲の撮影をして本峰へ。
本峰でも小休憩して南峰をめざす。
南峰に到着し、いつものテラスへ。ゆっくり休憩して下山開始。
すがもり越でデザートを食べて下山。
もうすぐ大曲という頃、三俣山の上空に青空が広がってきた。

6:30大曲→7:35~7:55すがもり越→8:25~8:35三俣山西峰→9:05~9:20本峰→9:50~11:20南峰(昼食))→12:30~13:05すがもり越→13:45大曲





日本列島に大雪が降った。特に東北・北陸地方の日本海側の積雪は例年の数倍らしい。
金沢市の隣の能美市に住んでいる息子に「そっちの雪、どうよ?」とメールしたら、
「半端じゃねえ、膝~腰ぐらいまで積もっとる」と返ってきた。いい経験してるな~(笑)。
ネットで確認すると、九重連山にもかなり積もっているようである。
そこで、久しぶりに大曲から三俣山に向かうことにした。
心配なのは大曲の駐車スペースに乗り入れることが可能かどうかである。

瀬の本から圧雪路になり、慎重に運転して6時前に大曲に到着。
駐車スペースにはすでに3台が駐車している。雪もそれほど深くなく、問題なく駐車できた。
まだ周囲は真っ暗。時間調整して待っていると、到着した3台を含めて皆さん入山していく。
そこで私もヘッドライトを点け、6時半に入山した。



硫黄山道路に合流した辺りから薄明るくなりヘッドライトを消した。
上空は天気予報に反して曇り空。



積もった雪を踏みながら歩いていく。
みなさんの足跡の上を歩けば「ギュッギュッ」の音。
誰も歩いていない新雪を歩けば「ボフッボフッ」。
どちらも楽しい感触と音だ。



誰もいないすがもり越に到着。



中には雪が吹き溜まっていた。


私が到着した直後、単独男性が到着。
見ると、「ようこそ九重連山へ」のN氏だ。

「ようこそ九重連山へ」は私が九重登山を始めた頃に何度も見たHP。もちろん今も毎週欠かさず見ている.
「今の季節、どこに行けばどんな風景が見られるのだろう」という私の思いに応えてくれた。
何度も見ているうち、「いつか私もこんなHPを作りたい」と思うようになった。
それが今の私のHPにつながっている。
ということで、私はかってにN氏のことを「師匠」と呼んでいる。

そのN氏と挨拶を交わし、「晴れますかねえ」と会話する。



小休憩していると、N氏が先に三俣山に向かった。
そこで私も西峰にとりつく。



斜面を登っていくと雲を通して朝日が射してきた。
晴れていれば一面の霧氷が朝日に輝いてきれいだろうな。



稜線に上がり、西峰山頂をめざす。



誰もいない山頂に到着。



山頂より久住山方面の山々を望む。
晴れていれば絶景のはず…
曇り空でも十分きれいなのだが。



黒岩山や泉水山も雪で装って美しい。



雪原越しに本峰方面と大船山を望む。
上空に待望の青空が広がってきた。いいぞいいぞ…!


だが青空は広がってくれない。
再び雲に覆われてしまった。



本峰に向かう途中、一面の霧氷越しに久住山方面の山々と三俣山西峰を望む。
霧氷と雪に囲まれ、正直、どこを見ても美しい。
単独行なので「すげー、すげー」と独り言。
一人でもつぶやきたくなるほどの美しさだ。
でもこれが青空だったらなあ…



何度も言うが、これで青空だったらなあ…


本峰とⅣ峰の鞍部に到着すると、先行していたN氏が本峰から下ってきた。
今日も午後から予定があるらしい。いつも忙しい方だ。
そんな中でも寸暇を惜しんで山行しているのがすごい。


下っていくN氏を見送り、本峰へ向かう。



山頂では3人の方が休憩中。



本峰山頂より大鍋を見下ろす。
右に大船山、中央に平治岳、左に三俣山北峰が見える。



雪で装った低山の向こうに由布岳が見える。



続いて南峰へ向かう。



前日のものだと思われるトレースがある。
このトレースがなければ雪まみれになってしまうところだ。



南峰の右に天狗が城と中岳を望む。
雪がなければこの風景はスルーしているかもしれない。
だが雪があると全く違って見えるから不思議だ。



南峰の鞍部に到着し登路を見上げる。
ここから山頂までは木々に霧氷がびっしりとつき、
歩いていくと上から霧氷の洗礼を受ける。
だが今日は何人もの先行者が歩いたためだろう、
霧氷はそれほど落ちてこなかった。



南峰山頂に到着。
山頂標識にはエビのしっぽがびっしりついていた。


すぐにいつものテラスに向かう。



テラスに到着し、まずは大船山と平治岳、坊がつるを撮影。
この風景を眺めながら昼食タイム。



今日の食材。
白菜・椎茸・長ネギ・シメジ、豚肉、キムチ。



体の中から暖まろうと、キムチうどんの完成。




続いてデザートは焼きバウムクーヘン。
焼ながら食べ、コーヒーを飲むから若干忙しい。


いつものようにのんびりと過ごし、南峰到着後1時間半。
そろそろ腰を上げよう。



南峰を下ってきた。
ここにはルートが2つ。
右は本峰に向かう、先ほど通ったルート。
左はⅣ峰や本峰との鞍部に向かうルート。
当然左を選ぶ。



ところがしばらく進むとトレースがなくなってしまった。
しかたがない、新雪の上を歩くことにした。



雪は膝の下あたりまである。けっこう深いぞ。



距離にすれば50mほどだろうか。雪と格闘しながら、雪まみれになりつつ歩くのは楽しかった。



やがて再びトレースが現れた。
右は鞍部、左はⅣ峰。
今日はまっすぐ鞍部をめざす。



鞍部付近より霧氷原越しに久住山方面を望む。
久住分かれの向こうに阿蘇根子岳が顔を覗かせている。



西峰の稜線に向かう途中、本峰・Ⅳ峰と大船山を振り返る。


周囲の霧氷や雪景色を眺めながらゆっくりとすがもり越に下っていく。



すがもり越に到着し、時間があるので2回目のデザートタイム。
まずは網で餅を焼く。
いい感じにふくらんできた。



急いでお湯を沸かし、即席のおしるこが完成。



山だと甘いものがほしくなる。
だがこんな甘いもの、普段だったら絶対食べないと思うな。



西峰と大船山を振り返り、下山する。



右側に聳える三俣山を眺めつつ下っていく。



大曲が近づく頃、ようやく上空に青空が広がってきた。


なお、来週末(20日・21日)は両日とも休日出勤が予定されており、山行できそうにない。
次の山行は28日(日)の予定である。


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