天狗が城・中岳

2018年11月16日


振休を取得して久しぶりの平日山行。
6時にヘッドライトを点けて牧ノ戸から入山。
沓掛の岩場を過ぎ、淡々と歩いていく。
よく晴れていたのだが、徐々に雲が広がってきた。
久住山避難小屋前で小休憩し、御池に向かう。
御池にはわずかに氷が張っていた。
天狗が城を経由して中岳へ。
山頂は冷たい風が吹き抜けており、岩陰で昼食。
食べている間にガスがかかってきた。
昼食後はすぐに山頂を後にして御池に下る。
最後に沓掛山で小休憩し、牧ノ戸へと下った。

6:00牧ノ戸→6:25沓掛展望台→7:20扇ガ鼻分岐→7:55久住山避難小屋前→8:25御池→8:40~8:50天狗が城
→9:05~9:55中岳(昼食)→10:00御池→10:20久住分かれ→10:45扇ガ鼻分岐→11:30~11:40沓掛山→11:45沓掛展望台→12:00牧ノ戸




11月15日(木)に私の仕事に関わる大きなミッションが行われた。
30人ほどに囲まれながら、約1時間、役割を果たすことができた。
直後の反省会でも上々の評価をしてもらいほっとした。
8月から準備を始め、多くの方に協力してもらいながら成功できたことに改めて感謝した。
前回の大きな行事に加え、このミッションが終わったことで、この秋の大きな仕事が無事終わったことになる。
9月からの2ヶ月半、年休はおろか振休さえまともに取れておらず、土日も仕事してきた。
とにかく仕事に集中して取り組んだ感がある。我ながらよく仕事に励んだと思う。
このミッションが終わったことで、ようやく休みを取れる状況になった。
そこで、以前10月の土曜日に出勤したときの振休を取得して山行することにした。


天気予報は午前中晴れ、午後からくもり、夜には雨というもの。
しかも夕方には佐伯市で所用があるため、なるべく早く下山したい。
そこで早朝6時、まだ暗い牧ノ戸を出発した。



第1展望台より三俣山を望む。
東の空が赤く染まっている。



沓掛展望台に上がり阿蘇五岳を望む。
今日も空気の透明度がすばらしい。



沓掛の岩場より尾根道を望む。
まだようやく明るくなったばかりだ。


花は既に終わり、霧氷の季節はもう少し先。
特に見るものもないので、淡々と歩いていく。



途中振り返ると涌蓋山に朝日が射している。



扇ガ鼻分岐より朝日射す星生山を望む。
薄雲がいい感じだ。



西千里浜にて、アセビの花芽越しに星生山を望む。



西千里浜を歩くうち、正面に久住山が見えてきた。
足下は一面の霜柱で覆われている。
霜柱を踏む感触と音を楽しみながら歩いていく。



久住山避難小屋前で岩に腰を下ろして小休憩。久住山を見上げる。


行動食を食べながらこれからどう歩くか思案する。
特に予定があるわけでもなく、全くの気分次第。こんなとき単独山行は気楽だ。
すっきりと晴れていれば久住山に向かうつもりだったが、雲が広がってきた。
そこであっさり久住山はやめにして、御池に向かうことにした。



久住分かれより三俣山を望む。



この冬もここを何度となく歩くことになるんだろう。
早く霧氷や雪の季節にならないかな…。



御池に到着すると、わずかに氷が張っている。
まだほんの一部だけ、しかもごく薄い氷だが、
それでも本格的な冬が近づいていることを感じさせてくれる。


ここから中岳に向かうつもりで時刻を確認すると、まだ8時半。
直接中岳に行くと早すぎるので、天狗が城を経由することにした。



天狗が城山頂に到着。



先程までいた御池を見下ろす。



三俣山と遠く由布岳を望む。
山頂の北側で風を避けて腰を下ろし、この風景を見ながら小休憩。



さて、中岳に向かうことにしよう。



誰もいない中岳山頂に到着し、大船山と平治岳を望む。



久住山方面の山々を望む。


山頂には東側から冷たい風が吹き抜けており、寒い。
風を避けて岩陰に腰を下ろし、厚手のダウンジャケットを着たが、それでも寒い。



寒いときは食べ物で温まるのが一番。
今日の食材はそんな寒いときに似合う。
キムチ、豚肉、キャベツ。


ところが調理を始めようとしたとき、トラブル発生!
ガスコンロをセットし、コッヘルを置いて水を注ごうとしたとき、
手が滑って水の入ったプラスチック製のソフトボトルを落としてしまった。
それがコンロのギザギザ(コッヘルを載せるところ)に当たり、なんと破れてしまった。
当然水はこぼれてしまう。わずかに100mLほど残ったのがせめてもの救い。
ザックの底からペットボトルを取り出して足りない分を継ぎ足し、事なきを得た。



白髪ネギをのせた豚キムチラーメンの完成。




食べている途中、ずっと上空を小型のジェット機が旋回していて、実にうるさい。
何度も旋回しているから、救助に向かっているわけではなさそうだ。



帰宅して航空自衛隊のHPで調べてみた。
機体のシルエットしかわからないが、どうやら救援機のU-125Aのようだ。
静かな山を楽しみたかったのに…。


ラーメンを食べ終え、コーヒーを飲む。
寒いのでデザートはやめておいた。



午前中は晴れているだろうと思っていたのに、ガスがやってきてしまった。


まだ10時だが、寒いこともあって長居はせず、山頂を後にすることにした。



御池に下り、ほとりの岩の上より湖面を見下ろす。



久住分かれにてガスかかる久住山を見上げる。



ガスの西千里浜を下っていく。



扇ガ鼻分岐で振り返ったが、星生山は見えなかった。



沓掛の岩場まで下ってきた。時刻はまだ11時半。
そこでふと思い立ち、沓掛山頂へ。



中岳山頂では寒くてやめておいた柿をここで食べる。
ずっと風が吹いている中、「落ちるなよ」といいながら撮影。



朝はまだ薄暗かった尾根道を振り返り、牧ノ戸へと下った。


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