天狗が城・中岳

2018年12月9日


待望の寒気が訪れた週末。
牧ノ戸より中岳をめざす。
沓掛山は霧氷で真っ白だ。
久住山避難小屋で小休憩し、御池に向かう。
御池に着いたとき、青空が広がってきた。
そこで天狗が城に向かう。
山頂に着く頃にはガスが消え、素晴らしい風景が広がった。
続いて中岳に向かい、風を避けて昼食。のんびりと過ごした。
扇ガ鼻分岐付近で霧氷を撮影し、満足して下山した。


6:50牧ノ戸→7:15沓掛展望台→8:20扇ガ鼻分岐→8:45~8:55久住山避難小屋→9:15御池→9:30~9:45天狗が城
→10:00~11:35中岳(昼食)→11:45御池→12:15久住山避難小屋前→12:45扇ガ鼻分岐→13:45沓掛展望台→14:00牧ノ戸




週末、日本列島に待望の寒気がやってくるという報道。北日本は大雪だという。
そんな報道を見て「よし!」とガッツポーズ。だがもちろん職場では「寒いね~」で済ませる。
昨年度はゴマさんが同じ職場にいたので、「やっと寒くなるね」という会話ができたのだが、
今年度は「早く寒くならないかな」なんてことを言うと、変な(もっと言えば白い)目で見られてしまう。
そんな週末を控えた金曜日の夕方、ゴマさんから「土日どっちにします?」とメール。
私は土曜日にいつもの休日出勤があるので日曜日に確定。ゴマさんは迷っているようだ。
休日出勤を終えた土曜日の夕方には、山行したゴマさんから霧氷がきれいだったと報告が届いた。
明日はこの冬初めての霧氷。楽しみだ。


早朝6時に牧ノ戸駐車場に到着。意外と車は多くない。
道路脇の標識を見ると-9℃。そんなに冷え込んでいるんだ。
しっかり冬装備を調え、明るくなった7時前に入山した。



第1展望台に上がると、予想通り沓掛山には一面の霧氷が着いていた。
周囲の霧氷を眺めながらゆっくり登っていく。



沓掛展望台を過ぎ、霧氷のトンネルをくぐる。



沓掛の岩場より、霧氷越しに尾根道を望む。
ガスに覆われているが、今日は午後に晴れる予報。
そのうちガスが晴れることを信じて歩く。



歩いていくと後ろから賑やかな声が聞こえてきた。
追い越されたときに顔を見ると、なんだか見覚えがある。
声をかけると、やはりしげしげしげおさんだった。
今日はたまたま一緒になった宇佐市の方と歩いているそうだ。
「お先にどうぞ」と2人を見送った。



ここは扇ガ鼻分岐の手前の地点。
霧氷を撮影したのだが、この向こうには星生山がある。
今はガスで真っ白だが、下山時に晴れていることを期待しよう。



扇ガ鼻分岐を通過。



ケルンの並ぶ西千里浜を歩いていく。
早くも下山してくる方がいる。きっと朝駆けなんだろうな。



風を避けるため久住山避難小屋に転がり込む。
休憩していると、男女の2人組が入ってきた。
このガスでこれからどうしようか悩んでいるようだ。
私は池の小屋まで行ってガスが晴れるのを待つことにしよう。



ところが久住分かれ付近を歩いていると、わずかにガスが晴れ久住山が見えた。
これは意外に早く晴れるかもしれないぞ。



とはいえ思うように晴れてくれないのも経験済みだ。
この左にあるはずの天狗が城はガスの中。
きっとこのまま池の小屋まで行くことになるんだろうな。



淡々と歩き、御池のほとりに着いたときのこと。
一気にガスが晴れてきた。見上げると天狗が城の上空には青空が広がっている!



空池の縁から久住山を振り返る。
久住山のガスもわずかにかかるのみ。


池の小屋に行くつもりだったが、ガスが晴れたとなると行き先は当然変更となる。
まずは天狗が城に向かうことにした。



天狗が城山頂に到着。
山頂には久住山避難小屋で会った男女2人が風景を眺めていた。
「あきらめないで登ってきてよかった」と言っていたが、全くの同感。



まずは久住山、そして御池を見下ろす。
御池は半分以上凍っている。
昨日のゴマさんの報告では、御池はさざ波が立っているということだった。
一晩でこんなに凍るんだ。



ガスかかる星生山を望む。
思わず「かっこいい~」と独り言。



こちらもガスのかかっている三俣山。
手前に広がる天狗が城北面の霧氷がいい。



霧氷越しに中岳と大船山を望む。



ガスの流れる大船山を拡大してとらえた。
これまた「かっこいい~」


次は中岳だ。



鞍部より中岳を見上げる。


天狗が城から中岳まではすぐそこ。
ほどなく中岳山頂に到着。
まずは風景の撮影だ。



山頂標識の横に立ち、霧氷原越しに大船山を望む。
右は白口岳。大船山の左にガスがかかっているのは平治岳。



御池方面を振り返る。
遠く阿蘇五岳には雲がかかっている。


今日はこの風景を眺めながら昼食。
池の小屋で食べることを予定していたのだが、ガスが晴れたとなると風景を眺めながら食べたい。
多少の寒さはがまん我慢。(もちろん岩陰で風を避けてのことである)



食材は前回とほぼ同じ。
違うのはキムチ味だということ。



キムチ味のうどんが完成。
水が少なすぎたかな…(ちょっと反省)




次はデザート。
前回のお試しでイケルことがわかったので、今回は本格的につくることにした。



上にストロベリーソースをかけてみた。
ほんのり温かくてなかなかいい。
この冬の定番にしよう。


食後、風景を眺めながらコーヒーを飲む。



今日、この風景を見ることができてよかった。


さて、下山することにしよう。



御池に下り、ほとりの岩の上から湖面を見下ろす。



いつものアングルだが、霧氷があるとひと味違う。



池を半周回ってみると、石が投げられている。
この石がなければ、自然のままの風景が見られるのに…



霧氷を眺めながら西千里浜を下っていく。
幸いなことに登山道はまったくぬかるんでいない。



扇ガ鼻分岐にて霧氷越しに星生山を振り返る。



朝、「下山時に期待しよう」と思ったことが実現してうれしい。



この風景を見ることができて満足だ。



沓掛の岩場まで下り、再び尾根道を望む。
今日もいい山だったなあ。



第1展望台にて霧氷で覆われた三俣山を望む。
次は三俣山の霧氷を見てみたいな。


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