大船山

2019年2月10日


今水駐車場を夜が明ける前に出発。今水登山口から入山し淡々と登っていく。
前セリで休憩がてら丸山さんにメールすると、ガラン台ルートを登っているという。山頂で合流することになった。
東尾根を登っていくと、霧氷で白い黒岳山頂が見えてきた。大船山頂も霧氷で覆われているはずだ。
久住高原側を振り返ると雲海が広がっている。山頂の絶景が楽しみだ。
東尾根の急登をあえぎながら登り、山頂に到着。
霧氷の広がる風景を撮影して山頂下の台地に下ると丸山さんが到着。
山頂で一緒に昼食を食べているうちにガスが広がってきた。
デザートを食べ、コーヒーを飲んで御池に下る。霧氷と青空の御池を堪能し、下山。
鳥居窪で2度目のコーヒー。丸山さんと一緒に大船山を満喫した1日となった。

6:30今水駐車場→6:40今水→7:45前セリ→東尾根→8:25ポールのある台地→9:45~11:30大船山(昼食)
→11:35~12:20御池→13:20~13:45鳥居窪→14:15柳ヶ水分岐→コンクリート道(ショートカット)→15:05今水→15:15今水駐車場





先週は土日とも休日出勤で山行できなかった。
今週末の三連休、土曜日はいつもの休日出勤。
日曜日はくもりだが、祝日の月曜日は天気があやしい。
そこで天気が今ひとつよくないのを承知で日曜日に山行することにした。
くもり空であればもしかするとガスで展望がないことも考えられる。
となると牧ノ戸からの入山が無難だ。最悪の場合は御池までの往復かな。

ところが瀬の本から牧ノ戸に向かう途中、空に星が見える気がする。
そこで空き地に駐車して改めて見上げると、一面の星空。
晴れるとなれば話は変わってくる。
ここのところ牧ノ戸からの入山ばかり。
久しぶりに大船山に登ってみよう。
ということで急遽引き返し、今水駐車場をめざした。

駐車場に到着すると1台の車が先着している。
丸山さんの愛車だ。中に本人はおらず、すでに出発している。
健脚の丸山さんのことだから、もしかすると黒岳経由で大船山かもしれないな。
いずれにしても大船山頂で会えるだろう。
装備を調え、夜が明ける寸前の6時半に出発した。



まだ薄暗い中、今水登山口から入山。
これはISO感度を上げて撮影したもの。



登っていくうちに背後から朝日が昇ってきた。



朝日に染まる斜面を登っていく。



岳麓寺ルートとの合流地点を通過。
ここから前セリまではほんの数分だ。



前セリに到着。ザックを下ろして休憩。糖分を補給する。
ここから直進すれば風穴に向かう(写真中央)。
今から登る東尾根はここから左上に登っていく。


丸山さんは今どの辺りにいるんだろうとショートメールを送ってみた。
もしかすると黒岳のどちらかの山頂かもしれないぞ。
すぐに返信が届いた。入山公墓だという。なんだ、意外にも普通なんだ(笑)。
「山頂でお会いしましょう」ということになった。


東尾根は最初は緩斜面だが、徐々に斜度がきつくなる。
焦って登るとバテてしまうため、とにかくマイペースを心がける。
鼻で呼吸できる程度のペースを守って登っていく。
雪も霧氷もないため、淡々と登るのみ。



ポールのある台地を通過中、木々の向こうに大船山の山頂が見えた。
やはり霧氷に覆われて真っ白だ。
しかも抜けるような青空が広がっている。



右側が開けた場所に到着。霧氷に覆われた黒岳が見える。
ここはなぜか手前の大船山にも霧氷が残っている。



登山道に少しずつ雪が残るようになってきた。
同時に斜度がきつくなってくる。
鼻呼吸を維持したいのだが、なかなかにしんどい。



今度は左側が開けた場所に到着。
久住高原には一面の雲海が広がっている。これはいいぞ!



米窪の斜面も霧氷に覆われている。


登りながら思考を巡らす。
今はすっきり晴れているが、雲海が上がってきて山頂がガスに覆われたら…
一旦気になると、これはもう気になってしかたがない。
山頂に到着しても展望がなかったらどうしよう…
そんなことを考えていると、自然にペースが速くなってしまった。
鼻呼吸やマイペースはどこへやら、あえぎつつ登っていくことに。



ここは東尾根の最後に待ち受ける急登。
ここだけにはロープがあって助かる。
あえぎつつなんとかここをクリア。



急登を登り終え、山頂方面を見上げる。
霧氷の世界はもうすぐだぞ。



ようやくその霧氷の世界に到着した。



純白の霧氷が青空に映える。



霧氷の向こうに山頂が見えた。もうすぐ到着だ。



山頂直前、凍結した御池を見下ろす。
御池には後で下ることにしよう。
まずは山頂の風景が見えているかが心配だ。



山頂に到着。
今水登山口より約3時間。私にしては頑張った方かな。


さあ、風景の撮影だ。



まずはいつものアングルで。
今日はくもりの予報だったのに、こんなに青空が広がっているとは。



この写真の主役は霧氷だ。



霧氷越しに段原方面を撮影。
こちらにはすでにガスが上がってきている。


ガスに覆われる前に撮影したい風景がある。
そこで私にしては珍しくザックを山頂にデポして山頂下の台地に下る。


台地に下ると丸山さんが到着したところ。
私より早く山頂に着いていると思ったのに、聞くと霧氷がきれいで前に進めなかったとのこと。



台地の岩に登り、霧氷越しの九重連山を撮影。



大船山頂を見上げる。



そしてもう1枚。


これで風景の撮影が無事終了。
ガスに覆われる前に撮影できてよかった。


山頂にもどり、丸山さんの隣に腰を下ろして昼食作り。
以前は丸山さんは調理しない人だったのに、最近は調理を始めたらしい。そしてそれはどうやら私の影響だという。
まあ、これだけ一緒に山頂で食事する機会が何度もあればそんなこともあるかな。



今日の食材。
鶏つみれ、白菜・長ネギ・しいたけ、卵、冷蔵庫に残っていた天かす。
我ながら冬のメニューはうどんばっかりだな。



いつもとあまり代わり映えのしないうどんが完成。



作っているうちに周囲はガスに覆われてしまった。
間に合って良かったなあ…



次はデザート。
ラスクではなくちょっと違うもので作ってみようと思い準備してみた。



最初に焼いたのは下が焦げてしまったが、2回目からはうまくできた。
でも以前のラスクの方がよかった気がする。


食後のコーヒーを飲み、気がつけば1時間半以上経っている。
丸山さんと一緒に御池に下ることにした。



御池に下る直前、ガスの上に中岳と天狗が城、そして久住山が覗いた。



御池に下ると、ここにも素晴らしい風景が広がっていた。



かわいい雪だるまもいる。



氷の上を歩き、湖面越しに山頂を振り返る。



丸山さんのアングルをちょっと拝借!



これも丸山さんのアングル。
ムヒョー!(これも丸山さんのマネ)



そのうち一人の男性が持参したスケート靴を履いて滑り始めた。
そりゃ、ここでスケートするのは自由だけど…。
いろんな楽しみ方があるんだなと改めて思った。


さて、そろそろ下りましょうか。
今日は丸山さんがガラン台ルート、私は東尾根ルートを登ってきた。
周回するならここでお別れとなるはずだが、丸山さんが「私はどっちでもいいですよ」と譲ってくれ、
2人でガラン台ルートを下ることになった。(丸山さんに感謝!)



山頂下の台地にもどり、ガスが少し晴れて姿を現した九重連山を撮影。


霧氷の間を下っていく。



石仏の前を通過。いつものように手を合わせた。
台座を見ると「十八番」という文字が見える。
十七番まではどこにあるのだろう?



鳥居窪まで下ってきた。
山頂方面はすっかりガスに覆われてしまっている。
ここで腰を下ろして休憩。2杯目のコーヒーを飲むことにした。



デザート作りで余った生クリームを入れた。



柳ヶ水まで下ってきた。
ここからどう下ろうか、相談する。
丸山さんはここから前セリまでの道を歩いたことがないという。
そこでここから左折することにした。



ガラン台登山口から伸びるコンクリート道に合流。
ここからは丸山さんも歩いたことがあるそうだ。


下りながら、まだ歩いたことがないルートの話になる。
私は岳麓寺から入山したことがない。これは丸山さんも同じらしい。
私にはもう一つ、風穴から大戸越に抜ける道を歩いたことがない。
丸山さんは歩いたことがあるという。私もいつかは…と思うものの、なかなか果たせずにいる。


2人で話をしながらの下山は、いつもよりずいぶん早く、短く感じられた。




丸山さんの活動日記もぜひご覧下さい。


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