白口岳・中岳

2019年4月21日


晴れる予報の日曜日。
吉部から入山し、白口岳から中岳へ大きく周回することにした。

春の花を探しながら登っていく。ヒトリシズカとエイザンスミレを撮影。
坊がつるの北端でアセビの撮影。上空は素晴らしい青空が広がっている。
鉾立峠から白口岳に向かう。ゆっくりゆっくり登っていく。
途中で心が折れそうになったが、なんとか山頂にたどり着いた。
大船山と坊がつるを眺めながら小休憩。
稲星越を経由して中岳へ。中岳に到着し昼食。
天狗が城には行かず、御池に下る。
畔の岩の上で佇む。あの日をなつかしく思い出した。
久住分かれから北千里浜を経由して法華院に下る。
坊がつるでハルリンドウを撮影し、下山。
男池に移動し、かくし水手前のポイントでヤマシャクヤクを撮影。
去年出会えなかった花たちとの再会を楽しんだ

5:50吉部→大船林道→7:30~7:55坊がつる→8:05法華院→8:25~8:35鉾立峠→9:40~9:50白口岳
→10:05稻星越→10:15中岳下→10:35~11:55中岳(昼食)→12:05~12:10御池→12:25久住分かれ
→北千里浜→13:20~13:35法華院→13:45~14:00坊がつる→暮雨の滝ルート→15:15吉部





今年は休日出勤が1人での担当となってしまったため、土曜日の山行が難しい。
今週末も土曜日は休日出勤。幸い日曜日も晴れの予報で山行決定。

さてどこをどう歩こう。
YAMAPで見てみると男池周辺には春の花が咲いているようだ。
それなら吉部ルートにも咲いているかもしれない。
そこで吉部から入山し、白口岳と中岳を経由して周回することにした。
ちょっと距離が長いが、(丸山さんなら「長くないでしょ」と言うかな)、なんとかなるだろう。



鳴子川にかかる橋を渡り、すぐのところから入山。
最近はいつも暮雨の滝ルートから入山しているので、
ここから入山するのはかなり久しぶりだ。


春の花を探しながらゆっくり歩いていく。



入山して間もなくエイザンスミレを発見。
ほかのスミレと違って葉に切れ込みがあるのですぐにわかる。



ヒトリシズカも発見。
この花のたたずまいが好きだ。



この花はたいてい群生して咲いている。
それなのになぜ「ヒトリシズカ」なのだろう?



ハルトラノオ。
春の花はどれも小さい。
マクロレンズでピントを合わせるのも一苦労。



大船林道に合流。
ここからは淡々と歩いていく。


坊がつるの北端が近づいてきた。



アセビはほぼ満開。
まるで白い宝石のよう。



坊がつる北端に到着し三俣山を見上げる。
今日も青空がすばらしい。



坊がつるのベンチで小休憩。


ふと横を見るとアセビが咲いている。
そこで急遽撮影会をスタート。



朝日が射しているので逆光で。



玉ボケは難しい…


撮影にあれこれ試行錯誤しているうちに時間が経ってしまった。
今日は長い距離を歩くことになっている。先を急ごう。



法華院山荘を通過。
テント泊をしているグループがある。
いいな~、うらやましいな~(切実)



鉾立峠に到着し、白口岳を見上げる。
今日はこの登りがメインテーマだ。
小休憩の後に取り付く。



登り始めてすぐ、アセビ越しに白口岳を見上げる。



登っていくとツクシショウジョウバカマが一輪だけ咲いているのを見つけた。
たぶん私は今日が初めて。
ゴマさんが「この辺りに咲いているよ」と言っていたのでもしかしたらと思っていた。


それにしてもこの急登はきつい。
いつものように鼻呼吸できる程度の超ゆっくりのペースで登っていくのだが、
「もうかなり登っただろう」と思ってYAMAPをチェックするとまだ半分…
危なく心が折れるところだった。
今日は単独登山なので励まし合う相手もいない。
もしもこのHPがなかったら心が折れて下っていたかもしれない。



やれやれ、やっと山頂直下の岩場が見えた。



白口岳山頂に到着。
鉾立峠から1時間5分。
ちなみにYAMAPでの標準タイムは50分。
体力が落ちているのを実感するなあ…



坊がつるを見下ろせる場所に腰を下ろし、風景を眺めながら小休憩。


この風景を眺めながらのんびりしたいのだが、今日は長丁場。すぐに腰を上げる。



山頂に戻ると祖母傾山系が雲の上に浮かんでいた。



白口岳山頂から中岳(右)に向かう。



中岳下から山頂を見上げる。
ここは前回登ったばかりだ。
けっこうしんどいんだよな…


何度か立ち止まって息を継ぎつつ登る。
白口岳の急登を登った後だけにかなりきつい。


それでもなんとか山頂に到着。



まずは北側の山々を撮影。



次に南側の山々を撮影。



今日はこの風景を眺めながらの昼食だ。
まずは食材。タマネギ・長ネギ、イワシ蒲焼きの缶詰、卵。



親子丼ならぬ「イワシの蒲焼き丼」の完成。



食後のコーヒーを飲み干した。さあ下山しよう。



今日は天狗が城には行かず、御池に下ってきた。
ここは私のくじゅう登山の原点。
池の畔の岩の上に腰を下ろし、「あの日」のことを思い出した。

「あの日」とは2004年6月13日のこと。(山行記録あり)
人に勧められてここまで来て、この風景に心をわしづかみにされた。
みなさんだれでもそんな経験があって登山にのめりこんでいるのでは?



そしてこのアングル。



久住分かれより北千里浜を見下ろす。
今日はここを下っていく。



三俣山が近づいてきた。



北千里浜からすがもり越に上がらず、坊がつる方向に向かう。
正面に大船山が見えてきた。


この辺りから、法華院山荘のアイスが歩くモチベーションに(笑)。



その法華院山荘に下ってきた。
これこれ、この幟!



けっこういろんなメニューがあるんだ。
一番気になったのは「季節の酵素ジュース」。
これは一体どんなジュースなんだろう?



アイスを購入し、ベンチに腰を下ろす。
大船山を眺めながらアイスを食べるひとときもなかなかいい!



食べ終わって法華院を後にする。



木道より大船山と平治岳を望む。



木道脇にはハルリンドウが咲いていた。
秋のリンドウよりも小ぶりでかわいい。



裾野が春色に変わり始めた三俣山を眺めながら下っていく。


春の花が咲いていないかと探しながら暮雨の滝ルートを下っていく。
しかし花はまだ咲いていなかった。
男池周辺より標高が高いためだろうな…



最後の急な下りを慎重に…



イチリンソウ(もしかしてニリンソウ?)


吉部に下山し、車で男池に移動。



ルイヨウボタン



ヤマシャクヤク



去年は見られなかった花に出会えてよかった。


10連休となるGWの2日目(4月28日)には、ゴマさんたちに連れられて”浮気”の予定。
初めて大崩山に向かい、これまた初めてとなるアケボノツツジを見ることになっている。
今から楽しみで、毎日、週間天気予報とにらめっこしている(笑)。


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