大崩山(番外編)
2019年4月28日
10連休となったGWの2日目。
ゴマさんに誘われ、初めての大崩山に向かうことになった。
長い未舗装の道に辟易しながら駐車場に到着。
緩斜面をゆっくり登っていく。
尾根に到着するとすぐにアケボノツツジが見えてきた。
初めて見るアケボノツツジに歓喜しつつ撮影する。
次々に現れる花をその都度立ち止まり撮影する。
そのためずいぶん時間がかかってしまった。
やがて修さんご夫婦が合流。丸山さんも到着。
山頂下で一緒に食事をする。超豪華なデザートもいただいた。
食後はりんどうの丘に下る。
足のすくむ岩場で向かいの岩峰を望む。
もとのルートに引き返し、ミッチさんたちとも合流。
大人数での下山となり、途中で記念撮影もした。
初めての山と初めての花を堪能した1日となった。
7:00宇土内谷駐車場→7:20大崩山登山口→9:25鹿納山ルート分岐→9:45上祝子登山口ルート分岐→10:00~11:25大崩山山頂(昼食)
→11:30上祝子登山口ルート分岐→12:10~12:30りんどうの丘→13:15上祝子登山口ルート分岐→14:30登山口→14:45宇土内谷駐車場
10連休となった今年のゴールデンウィーク。
10日間全部休めればいいのだが、残念ながら休日出勤が予定されている。
今年の私の予定は次の通り。
4月 | 27日(土) | 休日出勤(終日) |
28日(日) | 休み | |
29日(月) | 休日出勤(午前) | |
30日(火) | 休日出勤(午前) | |
5月 | 1日(水) | 休日出勤(午前) |
2日(木) | 休み | |
3日(金) | 休み | |
4日(土) | 休み | |
5日(日) | 休み | |
6日(月) | 休み |
連休2日目の貴重な1日に、私にとって初めての大崩山に向かうことになった。
私はかなりの高所恐怖症で、大崩山には絶対登らないと公言していた。
だが、ゴマさんによれば、安全なルートもあるという。
実は去年も「アケボノツツジを見に行きましょう」と誘われていた。
GWに行く計画が進みつつあったのだが、私の骨折のためにボツに…(笑)。
そこで今年、改めて仕切り直しとなった次第。
今年2月24日の由布岳に続き、今年2度目の「浮気」である。
ゴマさんが山仲間に声を掛け、連休2日目に山行となった。
あとはその日が晴れることを祈るのみ。
週間天気予報とにらめっこしながら過ごした(笑)。
私たちの願いが通じたのか、当日の天気予報は晴れのちくもり。
早朝、佐伯市の某所に集合し、2台に分乗して出発。
ゴマさん、のりこえるさん、Kさん、Kちゃん、私。
高速道路の無料区間を利用して快適に走る。
徐々に山に入っていくと道が細くなる。
「離合所○番」と書いてある数字が1つずつ減っていく。
数字が「1」になったところからが本当の山道。
その後、ついに舗装さえなくなり、でこぼこ道が延々と続く。
いい加減運転に飽き飽きした頃、ようやく駐車場に到着。やれやれ…
駐車場を5人で元気に出発。
(左の方は違うグループの方)
上空は晴れていたはずなのに曇り空になってしまった。
そのうち晴れるはず、と言い聞かせながら林道を歩いて行く。
林道を20分ほど歩くと「大崩山登山口」の標識がある。
緩やかに斜面を登っていく。
ちなみに今日の宇土内谷登山口からのルートには急登はない。
大崩山の醍醐味である(と言われている)岩登りもない。
ネットで予習したところによると「初心者向け」だとのこと。
高所恐怖症の私にはうってつけだ(笑)。
尾根に上がるとミツバツツジが迎えてくれた。
見事な咲きっぷりだが、ミツバツツジならくじゅうにも咲いている。
少し歩くと咲いてる咲いてる!
初めて出会ったアケボノツツジを撮影。
なるほどこれがアケボノツツジか~
木立の向こうにピンク色が見える。
アケボノツツジのピンク色と新緑の蛍光色の緑色。
いつの間にか青空が広がっている。これは最高だ。
アケボノツツジ越しに鹿納山を望む。
アケボノツツジには青空がよく似合う。
真上を見上げる。
見事な咲きっぷり。
少しアップで撮影してみた。
色合いが微妙に違うのもおもしろい。
もうとにかく撮りまくる。
みなさんがアケボノツツジにはまってしまうのも納得。
アケボノツツジ越しに鹿納坊主を望む。
これはもう最高。言うことなし。
夢中でアケボノゾーンを通過した。
ようやく心を落ち着けて尾根道を歩いていく。
右側に山頂が見えてきた。
鹿納山分岐を通過。
上祝子ルートの分岐で小休憩していると、修さんご夫婦と合流。
一緒に山頂に向かう。
山頂手前の展望のよい岩場に到着。
みなさん岩によじ登る。私も後に続く。
岩の上からの展望を見た後、岩の上に立つKちゃんとのりこえるさんを撮影。
この岩は溶岩で、柱状節理の見本のように縦に割れている。
高所恐怖症の私には岩の上でカメラを構えるのは無理だった(^^ )。
くじゅうにも劣らない展望が広がっている。
とりあえず山頂に到着。ここが山頂かあ…
だがすぐに先ほどの岩場に引き返す。
展望のよい岩場で賑やかに昼食タイムだ。
みなさんが思い思いに昼食を作り始める。
今日はシンプルにチャーシューメン。
すぐそばに腰を下ろした丸山さんの昼食。
トマトソースのリゾット。卵スープ付き。
ついこの間まで冷たいおにぎりを食べていた丸山さんが(笑)こんなおしゃれな昼食を作っているなんて!
しかもかなりの手際の良さに感心してしまった。
丸山さん、腕を上げましたね~
修さんご夫婦からの差し入れ。
よく冷えたアイスもおいしかったが、サクランボが絶品だった。
デザートの極めつけはゴマさんお手製のパフェ。
パイナップルに超たっぷりのいちご、さらに修さん家のサクランボ。
この写真は山頂での1枚とはとても思えない。
ゴマさん、修さん、Kさん、ごちそうさまでした!
食後のコーヒーを飲み、気がつけば1時間以上経っている。
楽しい時間は過ぎるのが早い。
そろそろ腰を上げましょう。
岩の上からの展望。
右に傾山、左に祖母山が見えている。
総勢8人で歩いていく。
私はほとんど単独なので、これも私にとっては新鮮。
上祝子ルートの分岐でみなさんザックをデポ。
私と丸山さん、Kちゃんは背負ったまま。
Kちゃんが背負ったままなのは若いからだろう。
丸山さんのザックはテント泊ゆえ重いのだが、たぶん訓練のため背負ったまま。
(ちなみにテント泊でなくても丸山さんのザックはいつも異様に重い)
私はというと、「山では何があるかわからないから、デポしない」という原則を守った。
と言えばかっこいいのだが、実際はかっこつけただけのこと。
実はこれからどこに向かうか、ゴマさんに確認していなかった。
どうやら「りんどうの丘」というところに向かうらしい。
どんどん斜面を下っていく。おいおい…
こんなに下るんだったら私もデポするんだったな…(後悔先に立たず)
ずいぶん下っていくと、正面に岩峰が見えてきた。
ここにもアケボノツツジが咲いている。
目をこらすと岩峰にもちらほら。
途中にあった「避難岩屋」。
ここに避難するのはどんな状況のときだろう?
雷くらいしか思いつかない。
横には「緊急の時 御利用ください」と書いてあるが、
正直利用したくないな。(というかそんな状況に遭いたくない)
しばらく歩くとりんどうの丘に到着。
ここは大崩山の岩峰が正面に見晴らせる絶景ポイント。
どうやらここでは張り出た岩の上に立って記念撮影するものらしい。
まずはKちゃん。
腰が引けてるのがよ~くわかる(笑)。
無理もない、下は絶壁である。
続いてKさんも腰が引けてる~
2人が立った岩を横から見るとこんな感じ。
岩だから折れることはないだろうが、ここから落ちたらまず命はない。
そこにすっくと立つ丸山さんの勇姿!
しかもなぜかまだ重いザックを背負ったままだ…
ちなみに私はというと、近づくことさえできなかった…
みなさんが帰る直前になってふと思い立ち、足下の岩を観察してみた。
間違いない、この岩は花崗岩だ。
花崗岩は石英と長石と黒雲母(クロウンモ)からできている深成岩。
この大崩山全体が花崗岩でできているという。
太古の昔、地下深くにあったマグマが長い時間をかけて冷え固まり、
その後、隆起・浸食されてできたのがこの風景。
そんな時間の長さを感じながら岩峰をもう一度眺めた。
ところが帰宅してデータを見て気づいた。
りんどうの丘から岩峰の全貌を撮影していない!
みなさんがザックをデポした場所まで登り返す。
その途中、ミッチさんご一行と合流。
ミッチさんたちは昨日も長い距離を歩いたのだそうだ。すごいな~
すごいと言えば丸山さんは昨日から重いザックを背負ってのテント泊。
ゴマさんだって昨日も夏木山に行っていたそうで…
みんななぜそんなに元気なんだろう?
ミッチさんご一行も加わり11人となった。
みんなでゆっくり下っていく。
あいにく曇り空になってしまった。
みなさんがこの美しさに魅せられてここに来るのがよくわかった。
私もまた来年来ることになりそうな予感がする。
下山中、ゴマさんと丸山さんにGW後半の祖母山に誘われた。
アケボノツツジに再会、という誘惑に負け、OKしてしまった。
何度も「浮気」しているとそのうち浮気が「本気」になってしまわないだろうかと心配になる。
そのときはHPのタイトルを変えなければならないかも…(笑)
同行したみなさんの記録もぜひご覧下さい。
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