坊がつる

2019年8月31日


天気予報では雨模様だが、雨が止むことを期待して山行。

長者原に着くとゴマさんミッチさんが準備を整えて待っていてくれた。
幸いにも雨は上がっている。急いで準備して出発。
まずはタデ原の木道を回り花を撮影。
その後樹林帯に入り、楽しく会話しながら歩いていく。
水のたまっていない雨が池に到着。
花を撮影した後、さらに坊がつるに向かう。
坊がつるに到着し法華院をめざす途中、モウセンゴケを教えてもらい、撮影。
その後もシラヒゲソウとアケボノソウを撮影してようやく法華院山荘に向かう。
修さんが加わり4人で談話室に腰を下ろして昼食タイム。
にぎやかに話しながらの昼食は楽しい。コーヒーを飲んでもまだ話が終わらない。
そのうち雨が降り始め、ようやく2時間経った頃、雨が上がったのを機に腰を上げる。
大曲にもどる修さんと分かれ、来た道をもどる。
樹林帯に入るところから雨が降り始めた。
雨が断続的に強くなったり弱くなったりする中、3人で淡々と下った。

6:55長者原→8:55~9:10雨が池→9:55~10:35坊がつる→10:45~12:45法華院山荘→13:50雨が池→15:15長者原




先週土曜日は終日休日出勤。
日曜日は雨模様の天気予報だったため、山行をあきらめ休日出勤。
ところがその最中、山行したゴマさんから青空や花の写真がLINEで届いた。
どうやら天気予報が外れたらしい。悔しかったが、後悔先に立たずである。
月曜日からは猛然と忙しくなり、帰宅は毎日20時過ぎ。ようやく週末を迎えた。
その週末の天気も雨模様だが、今度は雨が止むことを期待して山行することにした。
2週続けてゴマさんに山の写真を送られてはたまらない(笑)。

就寝前にタイマーをかけ忘れて、いつもの起床時刻(3:50)にいつものアラームで目が覚めた。
まあ今日はもしかすると雨のため車の中で待機するかもしれない。焦ることなく出発した。
竹田市付近を通過していると雨が降ってきた。やっぱり今日は無理かなという思いがよぎる。
瀬の本を通過中にゴマさんからLINE。長者原で待ってくれているそうだ。
長者原にはゴマさんとミッチさんが準備を整えて待っていてくれた。
幸いにも雨は上がっている。急いで準備し、出発。
今日は坊がつるまでのピストンだ。


急ぐことはないので、まずタデ原の花散策をする。



瑠璃色のヒゴタイとススキ越しに三俣山と指山を望む。



木道を歩きながら周囲に目を配り花を探す。



シラヒゲソウ。
まるで繊細につくられた王冠のようだ。



タムラソウ



サワギキョウ



ミズトンボ



開きかけのツクシフウロ



キンミズヒキ



花の撮影を終え、樹林帯へと入っていく。


3人とも気心の知れた仲間ゆえ、いろんな話の花が咲く。
見るものは特になくとも楽しく歩いて行けるのはグループ登山のいいところ。
単独登山ではこうはいかない。



途中、ゴマさんがツルリンドウを見つけて教えてくれた。
リンドウは私の好きな花だが、この花は初めてだ。



楽しく歩いて雨が池に到着。
水が溜まっていないのは予想通り。
だが、ねらいの1つであるヤマラッキョウがまだつぼみだったのは予想外だった。


それでも雨が池にはヤマラッキョウ以外にも花がさいている。



今が盛りのママコナ。



ようやく咲き始めたばかりのマツムシソウ。



ホクチアザミ


花の撮影を終え、坊がつるへと向かう。



遠く坊がつるを望む。ここからは下り。



右に三俣山南峰を見上げながら歩いていく。


すると、ベンチに単独男性が腰掛けている。
遠くからでもすぐにわかった。「ようこそ九重連山へ」のM氏だ。
声を掛けお話するうち、モウセンゴケの生息地を教えてくれるという。
私は以前(数年前)にも教えてもらったのだが、もう一度教えてもらうことになった。
ポイントでM氏がモウセンゴケを指さしてくれているのだが、小さすぎて一体どれだかわからない。
顔を近づけ、目をこらしてようやくわかった。



モウセンゴケ



上の写真はマクロレンズで撮影したため拡大されている。
実物はこれくらいの大きさ…(たぶんこんな感じ)。
ほんとに小さい!


早くも下山されるM氏にお礼を言って見送り、私たちは花の撮影。



今日2度目のシラヒゲソウ。



オタカラコウ越しに大船山と平治岳を望む。



今日一番見たかったアケボノソウ。
タデ原で初めて見たときの感動を思い出した。




さて、そろそろ法華院山荘に向かいましょうか。


3人でのんびり歩いていると、修さんからミッチさんにLINEが届いた。
修さんはミッチさんが早朝にLINEを送った頃はまだ自宅にいて、
その後、1時間半ほどかけて大曲に向かい、すがもり経由で法華院山荘で合流するらしい。
で、LINEには「法華院に着いたけど、だれもいない!」だったそうな。
ミッチさんがLINEを送った時刻から計算すると、修さんは大曲から1時間ほどで法華院に到着したことになる。
我々はというと、長者原から約4時間かけて法華院に到着。
これは修さんが早すぎるのか、それとも我々が遅すぎるのか。



ともあれ修さんも合流し、4人で談話室へ。


談話室に腰を下ろし、のんびりと昼食作りにとりかかる。



今日は2つの理由でラーメン。
理由その1。涼しくなってきて、ようやく秋メニューの出番。
理由その2。もしかすると雨で山行できないかも。保存の効く食材がいい。
ところが歩いている途中、「今日はラーメンです」とゴマさんに言うと、
「具材は煮卵とチャーシューでしょ」とズバリ指摘されてしまった。
なぜわかったんだろう?謎だ…



久しぶりのラーメンはおいしかった。



ゴマさんの昼食はサンドイッチ。
見よ、このカラフルさを!さすがです!



修さんはペペロンチーノ。
ちょっと味見させてもらったが、ガーリックの風味が効いておいしかった。


昼食を食べているときに雨が降り始めたが、山荘の中なので気にならない。
食後のデザートやコーヒーを飲みながらも話に花が咲く。
そろそろ2時間が経つ頃、ようやく雨がやんだようだ。


そろそろ下山しましょうか。



三俣山経由で下山するという修さんと分かれ、下山開始。



アケボノソウをもう一度撮影。
見るとカメラを向けたくjなる花だ。



開き始めたススキ越しに大船山を望む。


坊がつるを離れ樹林帯に入ると同時に雨が降り始めた。
雨カッパを着て歩くことにする。
木々が頭上にあっても雨粒が落ちてくる。
雨は強くなったり弱くなったりを繰り返す。
こうなれば淡々と下るのみ。



ゴマさんが見つけた、シャクジョウソウ。
ネットで調べると、腐生成物で数種あるようだ。


雨の中、タデ原に到着。
ここでゴマさんから無茶振り。
コオニユリに付いている水滴の中に見える花を撮影してほしいという。
できるかどうかわからないが、傘を差しながら撮影してみた。



なんとか無茶振りに応えられたようである。


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