星生山・久住山
2019年10月27日
晴れの予報の日曜日。紅葉を期待して牧ノ戸から気ままに歩くことにした。
早朝5:45、ヘッドライトをつけて入山。
雲が焼けるのを期待して沓掛山で待ってみたが、不発。
まだ日射しが届かないので星生山の西斜面の紅葉は下山時に。
久住山に行くつもりだったのだが、紅葉に惹かれて急遽星生山へ。
紅葉の中を山頂をめざす。
山頂で風景を楽しみ、久住分かれへ。
久住山への登りの途中、あずきさん(Kさん)とすれ違いごあいさつ。
山頂で風景を眺めながら昼食を食べコーヒーを飲む。
山頂を後にして下る。
扇ガ鼻分岐から扇ガ鼻の東端へ。東端には絶景が待っていた。
扇ガ鼻の山頂はパスして下る。
星生山の西斜面の紅葉を眺める。
その後も周囲の紅葉を眺めながら牧ノ戸へと下った。
5:45牧ノ戸→6:10沓掛展望台→6:20~6:40沓掛山→7:40扇ガ鼻分岐→8:40~9:10星生山→9:40~9:55星生崎
→10:05久住分かれ→10:50~12:20久住山(昼食)→12:50~13:00久住山避難小屋前→13:25扇ガ鼻分岐
→13:40~13:55扇ガ鼻東端→14:05扇ガ鼻分岐→15:25沓掛展望台→15:40牧ノ戸
26日(土)はいつもの休日出勤。
午後も職場に残り、11月中旬に行われる行事の準備に励んだ。
翌日に山行を控えているため仕事に集中。
LINEがいくつか届いていたようだが、気づかないほど。
夕方仕事にとりあえずけりをつけてLINEをチェックすると、
ふーみんから星生山西斜面の紅葉の写真が届いている。
こんな写真を見せられてはたまらない。
そこで、牧ノ戸から気ままに歩いてみることにした。
牧ノ戸からの入山にしたのは実はもう一つ理由がある。
25日(金)に1時間以上、無理な姿勢で座り続けたため、左の腰の辺りに張りがある。
歩いただけで痛みを感じるほどの張り。これでは大船山は厳しいだろう。
早朝5時に牧ノ戸駐車場に到着。
すでに下の駐車場は満車。上はまだ空きがあった。
まだ早いためのんびり装備を調え、5:45にヘッドライトを点けて入山。
第1展望台に上がると一面の雲。
今日は1日中晴れの予報なのに。
沓掛展望台に上がると阿蘇五岳が雲海の上に顔を出していた。
上空にはいい感じの雲が広がっている。
おまけに東の空には雲の隙間。
もしかしたら一面の雲が朝焼けするかも…
そんな期待を込めて沓掛山で待ってみることにした。
日の出の時刻を迎えたが、ほとんど焼けることはなかった。
そんなにうまくいくはずがないよな…
気を取り直して歩き始める。
早朝の爽やかな空気を感じながら歩いていく。
やがて星生山の西斜面が見えてきた。
昨日ふーみんの写真で見た通り、見事に紅葉している。
だがまだ早朝ゆえ日が射していない。
下山時に撮影することにしょう。
朝日に照らされて紅葉が輝く。
扇ガ鼻分岐を通過。
今日、同じ牧ノ戸ルートをあずきさん(Kさん)が歩いている。
あずきさんにとって初めての単独登山。ソロデビューの日。
予定では久住山に向かい、その後星生山を経由して下るそうだ。
私も久しぶりに久住山に向かうつもりだったのだが…
星生山の紅葉を見て気が変わった。
この紅葉の中を歩いてみたい。
池塘の周りのススキが白く輝いている。
急斜面を登り、紅葉越しに池塘を見下ろす。
山頂方面の紅葉を望む。
紅葉した星生山を振り返る。
奥に見える扇ガ鼻の斜面も紅葉しているようだ。
ススキを眺めながら山頂へ。
星生山頂に到着し風景を眺める。
南側を見ると扇ガ鼻と肥前ガ城の向こうに一面の雲海が広がり、
その上に阿蘇がわずかに顔を覗かせていた。
山頂標識のそばの岩に腰を下ろし、風景を眺める。
こんなとき、単独登山はいい。
自分の思うがまま、他の人を気にしなくていいのは実に気楽。
もちろん、仲間と一緒にわいわい言いながらの登山もまた格別なのだが。
気がつけば山頂到着後30分が経っている。そろそろ腰を上げよう。
星生山頂を後にして久住分かれへと向かう。
最近は毎回久住分かれから星生山へと向かって歩いている。
このルートをこの向きに歩くのはいったいいつ以来だろう。
星生の小窓より三俣山を覗く。
逆向きのせいで新鮮な気持ちで歩いていく。
今から歩いていくルートが見える。
星生の窓に到着。
覗いてみたが、やはり阿蘇は見えなかった。
星生崎に到着。ここでも風景を楽しむ。
私が到着した時、この写真の右端の岩の上に男性が立っていたが、
高所恐怖症の私はもちろんそんなことはしない(笑)。
西千里浜を見下ろす。
岩の上に立たなくても高度感はこれで十分味わえる。
休憩を終え、歩いてきた星生山の尾根道を振り返ってから久住分かれへと下る。
久住分かれにて。ススキがかわいい。
背景は久住山。
もう1枚。こちらは三俣山。
ゆっくりと久住山めざして登っていく。
登山道脇になごりのリンドウを見つけた。
リンドウ越しに久住山を見上げる。
久住山に向けて登っていると、久住山で昼食を終えたあずきさんが下ってきた。
今日がソロデビューのあずきさんに「ソロでの登山はどう?」と尋ねてみた。
久住山頂で食事を作ろうと思ったら、人が少なくて誰もガスを使っておらず、
「もしかしたらここは火気厳禁なのかと心配してしまいました」という。
「しばらくして誰かがガスを使い始めてほっとしました」って、あずきさん、心配しすぎだよ。
単独登山を楽しんでいるあずきさんを見送り、山頂に向かう。
山頂は多くの人で賑わっていた。
三俣山、天狗が城、中岳、大船山。
久住高原側を見下ろす。
阿蘇は雲海に沈み、さらには上空に薄雲が広がってきてしまった。
今日はここで昼食。
食材は牛肉、タマネギ、人参、ネギ。
豪華な焼肉丼の完成。
仕上げに刻んだネギをのせようと準備していたのに、忘れてしまった、
気づいたのはすべて食べ終え、片付けているときだった…(^_^;
食後のコーヒーを飲みほした後、山頂の端から見下ろすと見事な紅葉が見えた。
遠いので分かりにくいが、肥前ガ城の絶壁も紅葉している。
星生山を望む。上空の雲がいかにも秋の雲だ。
今日、あずきさんは久住山を下ったあと、星生山に行くと言っていた。
今ごろどのあたりだろう。
久住山を下っていく。
その途中でもう一度リンドウを撮影。
この秋に見るリンドウはもしかするとこれで見納めかもしれないな。
久住山避難小屋前は多くの人で賑わっていた。
私もその中の1人になって休憩。
先程までいた久住山を見上げる。
今日はもう1カ所行きたい場所がある。
早めに腰を上げて下ることにする。
と言っても、ここまで十分すぎるほとのんびりしてきたのだが…
西千里浜を下っていく。
西千里浜から池塘付近の星生山の紅葉を望む。
扇ガ鼻分岐から扇ガ鼻東端をめざす。
一頑張りで到着すると、あずきさんが風景を眺めているところだった。
私も横に立ち、絶景を眺める。
これがその絶景。今日一番の紅葉だ。
手前の肥前ガ城の絶壁が見事に色づいている。
紅葉を拡大して捉えた。
しばらくこの絶景を眺めていると、今日山行できた幸せを感じる。
いつまでも見ていたい気持ちを抑え、来た道を引き返すことにした。
扇ガ鼻の斜面も色づいている。
時間が心配になり、山頂には行かずに下ることにする。
扇ガ鼻分岐まで下り、星生山を望む。
登りの時はまだ日射しが届いていなかった星生山の西斜面。
幸いにも日が射して紅葉が輝いている。しかも青空だ。
ゆっくり下りながら、少しずつポイントを変えて紅葉を眺める。
こんな紅葉のときに来ることができてよかった。
たぶんここがこの斜面を見ることができる最後のポイント。
これでこの紅葉も見納め。そう思うと下ることができなくなってしまった。
ザックを下ろし、草の上に腰を下ろしてこの紅葉を眺める。
いったいどれくらい眺めていただろう。
時間を忘れてただ眺めていた。
いつまでも見ていたいが、そろそろ下山しなければ。
さあ、腰を上げよう。
紅葉越しに沓掛山を望む。
沓掛の岩場から尾根道の紅葉を望む。
右奥には先程まで眺めていた星生山の紅葉が見える。
紅葉のトンネルをくぐって下っていく。
今日の山行の最後に沓掛山の紅葉をカメラに収め、牧ノ戸へと下った。
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