中岳

2020年2月19日


数日前に降った雪を踏みたくて有給休暇を取得しての平日山行。
早朝6時半に牧ノ戸から入山し、新雪を踏んでコンクリート道を登っていく。
沓掛の岩場を越え、マイペースで歩く。周囲は一面の雪景色だ。
扇ガ鼻分岐手前のポイントで霧氷越しに真っ白な星生山を撮影。
西千里浜の見慣れた風景も真っ白だ。
やがて久住山避難小屋前に到着し小休憩。
御池に着き、朝駆けを終えたマルワイさんと合流し、一緒に中岳山頂に向かう。
山頂で風景を撮影してのんびり昼食を食べ、コーヒーを飲む。
マルワイさんと一緒に御池に下る。
日射しに照らされ霧氷が落ち、雪が融けていく。
早くもぬかるんだ西千里浜を下る。
雪に凍えているアセビの新芽やほころび始めたマンサクを撮影しながら下った。

6:35牧ノ戸→7:05沓掛展望台→8:30扇ガ鼻分岐→9:15~9:25久住山避難小屋前→10:00~10:20御池
→10:40~12:20中岳→(昼食)→12:40御池→13:15久住分かれ→13:50扇ガ鼻分岐→15:10沓掛展望台→15:25牧ノ戸




2月17日(月)、九州全域に雪が降った。
鹿児島でも雪が降ったそうで、私の住む佐伯市でもわずかながら雪が舞った。
ネットで確認すると、牧ノ戸駐車場には雪がしっかり積もっている。
天気予報によると雪は18日(火)の朝まで降り、19日(水)は晴れるという。
こんなチャンスを逃したら絶対後悔する。
そこで、なんとか仕事のやりくりをして有給休暇を取り、山行することにした。


山行当日、早朝4時に竹田市の竹田道の駅に車を停めると、マルワイさんからLINEが届いていた。
なんと「もうすぐ御池です」とのこと。考えることは似てるんだなと思いつつ、やはりマルワイさんはすごい。
私はいつもの早朝入山だが、マルワイさんは朝駆け。気合いも根性も私とは違う。


瀬の本から牧ノ戸へ向かう道は今季初めての圧雪路。
実は昨年12月に、思い切ってスタッドレスタイヤを購入した。
今までずっとチェーンを巻いてきたのだが、どうにも面倒になってきた。
しかも昨年1月には巻いたチェーンが外れ、たまたま通りがかったゴマさん夫妻に乗せてもらったことがある。
スタッドレスタイヤならそんな心配もない。保険と思って高いお金を払った。
なのに一向に雪道にならず、費用対効果は最悪。
ここに来てようやく役に立ったというわけだ。
もちろんタイヤを過信せず、慎重に運転したのは言うまでもない。


6時に牧ノ戸駐車場に到着。すでに10数台が停まっている。
まだ暗いので、購入したばかりのカメラZ6のマニュアルを見てお勉強(笑)。
まだまだ知らない機能がてんこ盛りだ。



6時半に入山し、新雪を踏みながらコンクリート道を登っていく。



第1展望台に上がると曙色の空に由布岳のシルエットが見えた。



登りながら振り返ると、涌蓋山に朝日が射していた。



沓掛展望台に上がり、アセビに積もった雪の向こうに阿蘇五岳を望む。



周囲にはこんな雪景色が広がっている。



沓掛の岩場より尾根道を望む。
今日、この雪景色の中を歩けるなんて、幸せだ。




ふきだまりに一歩だけ足を踏み入れてみた。



扇ガ鼻分岐が近づき、星生山が見えてきた。
霧氷越しに星生山を望む。




霧氷もいいが、ふわふわの雪もおもしろい。



純白の星生山



枝振りがそっくりな2本の木。まるで双子のようだ。



扇ガ鼻分岐にて霧氷越しに星生山を望む。



そしてもう1枚。
どこを見ても絵になるのでなかなか進まない。



雪に「最高」の文字。
その気持ち、まさに同感。



星生崎を見上げる。



久住山避難小屋前で岩に腰を下ろして小休憩。



阿蘇五岳を拡大。
手前の肥前ガ城の絶壁もいい。



久住分かれを過ぎ、霧氷越しに三俣山を望む。



こちらは星生山。



そして天狗が城。



ようやく御池に到着。
御池は完全に凍結していた。



湖畔にはりっぱなつららができている。



氷柱もある。



湖面に立ち、天狗が城と中岳を望む。


ここで、朝駆け後のマルワイさんと合流。
一緒に中岳に向かう。



霧氷越しに御池を望む。



湖畔の岩の上から御池を見下ろす。
今日は人が少ない上に、氷の上に石が1つも乗っていない。



鞍部より中岳山頂を見上げる。



マルワイさんが霧氷をマクロレンズで撮影しているので、マネしてみた。
ただし私はマクロレンズを今日は持ってこなかったので、広角レンズでの撮影だ。


中岳山頂に到着。
まずは風景の撮影を。



霧氷越しに大船山を望む。



歩いてきた御池方面を望む。



霧氷越しに稲星山と祖母傾山系を望む。


風景を撮り終えたので昼食としよう。



今日はカレーうどん。
白菜・椎茸・白ネギ、豚肉。


私がうどんを作っている間に、一足先にマルワイさんのうどんが完成。



うどんと風景を撮影するマルワイさん。



私のうどんも完成。




うどんを食べた残りにおにぎりを入れてカレー雑炊に。
コンビニで買った半熟卵も入れた。
見ていたマルワイさんが、「食べ過ぎじゃない?」と聞いてきた。
たしかにカロリーオーバーかも。


食後のコーヒーをゆっくり味わいながら風景を眺める。



由布岳がくっきり。



大船山の向こうに目をこらすと、雲の上に四国の山々が見える。
今日はそれほどに空気の透明度がすばらしい。



阿蘇中岳の噴煙が真上に上がっている。
今日は風がなく、日射しが射しているのでぽかぽかと暖かい。


さて、そろそろ下山しましょうか。



鞍部より天狗が城を見上げる。
いつもなら天狗が城を経由して下るのだが、どうやら雪も霧氷も融けているようなのでパス。



御池のほとりを回りながら下山。
霧氷越しに中岳と天狗が城を望む。



マルワイさんに教えてもらったアングルで。


御池をぐるりと周回したとき、1人の女性が石を湖面に投げているのを見てしまった。
こんなにきれいな湖面なのに、なぜそんなことができるんだろう。


マルワイさんと2人、のんびりと下っていく。



雪に残る風紋を撮影するマルワイさん。



私も撮影してみた。



避難小屋を過ぎ、斜面を登りながら久住山を振り返る。
そう言えばしばらく久住山に行ってないな。



雪が融けてどろどろになった西千里浜を下っていく。
今日は暖かいからなあ…



扇ガ鼻分岐で星生山を振り返る。
登るときにはあれほど白かったのに…



雪に凍えるアセビの花芽を撮影。
やっぱりマクロレンズも持ってくるべきだったかな。



まるで春のような尾根道を振り返る。



第1展望台で沓掛山を振り返ると、わずかにマンサクが咲いていた。
そうか、もうそんな季節なんだ。


牧ノ戸に下山し、マルワイさんとお別れ。
またくじゅうのどこかでご一緒しましょう。


車を某所に向け走らせる。



春の使者、フクジュソウを撮影して帰宅した。


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