天狗が城・中岳・久住山【朝駆け】

2020年3月12日


天気の良い平日。有給休暇を取得して朝駆けすることにした。

早朝3時50分に牧ノ戸から入山。
マイペースでゆっくり登っていく。
順調に久住山避難小屋前まで歩き、岩に腰を下ろして小休憩。
御池に到着すると、すでに黎明が始まっているようだ。
そこで天狗が城山頂に向かう。
黎明を撮影して待つうち、単調な夜明けを迎えた。
中岳に移動し、風景を眺めながらの朝食。
のんびりとコーヒーを飲む。
やがて腰を上げ、久住山へ。
山頂で開放的な風景を眺めてから下山。
いつものようにぬかるんだ道に苦労しながら下った。
下山後は花散策のため某所に向かった。

3:50牧ノ戸→4:10沓掛展望台→4:55扇ガ鼻分岐→5:25久住山避難小屋前→5:50御池→6:00~6:50天狗が城→7:10~8:40中岳(朝食)
→8:55~9:10御池→9:40~10:05久住山→10:25~10:35久住山避難小屋前→11:00扇ガ鼻分岐→11:45沓掛展望台→12:00牧ノ戸




有給休暇を取得しての平日山行。
午後には大分市に行く所用(買い物)を予定している。
その前には花散策もしておきたい。
というわけで、朝駆けすることにした。

早朝3時半過ぎの牧ノ戸駐車場には車が7台ほど。
さすがに平日とあって少ない。
準備を整え3時50分に出発した。



第1展望台より三俣山を望む。
長者原周辺の灯りが見える。上空は雲一つない星空。
三脚を使わずにこれが撮影できるのだから、Z6はすばらしい。


今日は雪も霧氷も期待できない。
周囲に見るものもなく(もっとも暗いのだから当然だが)、
足下だけを見て淡々と歩いていく。


久住山避難小屋前に到着し、岩に腰を下ろして小休憩。
厳冬期であれば当然避難小屋に入るところ。
今日は風もなく、寒さを感じない。
3月中旬になり、本格的に春になってしまったかな…



御池に到着し、池の向こうに中岳を望む。
時刻は5時50分。どうやらすでに黎明が始まっているようだ。
そこで中岳には後で行くことにして、ここから天狗が城に向かうことにした。



天狗が城に到着。山頂にはだれもいない。平日なので当たり前か。


やはり黎明が始まっている。すぐに撮影の準備だ。



本日の黎明を撮影。
今日はこのグラデーションが見たくて歩いてきた。



北側に目を向けると、由布岳のシルエットが見える。



久住山を撮影。
御池はまだ暗闇の中だ。



やがて中岳の左側から朝日が昇ってきた。


周囲の山々にも朝日が届きはじめる。



久住山のモルゲンロート。



続いて星生山。
裏焼けも美しい。



天狗が城の北斜面が染まる。
これに霧氷が着いていれば…


写真を撮って一息つき、夜明け前に山頂に着いていた単独男性と会話。
すると、私のHPを見て下さっている方だと判明した。
下関からいらっしゃった、T.S.山口さん。(表記は間違っているかも)
しばらく話をした後、中岳に向かう。



天狗が城の斜面を下ると、ちょうど中岳から朝日が昇ってきたように見える。



中岳山頂に到着。


まずは風景の撮影を。



大船山と三俣山、その間に遠く由布岳。
まだ早朝のため、大船山はシルエットだ。



久住山方面を振り返る。
天狗が城に中岳の影が伸びている。


さて、朝食にしよう。



今日は新メニュー。
あさり水煮、クラムチャウダー、ベーコン、しめじ
とけるチーズ(実際には使わなかった)、バジル。



アサリとベーコンのリゾットが完成。
見た目はイマイチだが、食べてみるとコクがあってとてもおいしい。

作り方は簡単。
しめじとベーコンを軽く煮て、アサリの水煮を入れて更に煮る。
ご飯を入れて火を通し、最後にクラムチャウダーを入れてかき混ぜ、
バジルを散らせば完成だ。



食後のコーヒーをのんびり味わう。
このひとときのために歩いてきたと言っても過言ではない。



山頂に到着して1時間半が経ち、
シルエットだった大船山にも斜光がさすようになってきた。
そろそろ腰を上げよう。



これから向かう御池と久住山を撮影し、中岳を後にする。



ほとりの岩の上に立ち、御池を見下ろす。
薄氷がわずかに張っている。春だな~


御池のほとりを周回し、久住山に向かう。



久住山を見上げる。
時間は気にせずゆっくり登っていく。



山頂には3人の方が休憩中。


ここでもまず風景の撮影だ。



先程までいた中岳方面。



星生山と扇ガ鼻。



久住高原と阿蘇五岳。
野焼きの煙が立ち上っている。



阿蘇を拡大してとらえた。
今日は空気の透明度がすばらしい。
外輪山の中にある町並みまでくっきり見える。
右端には遙か遠く雲仙普賢岳。



目をこらすと、雲仙普賢岳の右にもかすかに山が見えている。
帰宅して調べてみると、長崎県の経ヶ岳や五家原岳などの山々だろう。



さらに南に目を向けると、こちらは祖母山だ。


岩の上に腰を下ろし、この風景を眺めながらの休憩。
今日、山に来てよかったと思えるひとときを過ごした。


時刻はまだ10時だが、そろそろ下山しよう。
今日は下山してからも予定がある。
花散策をして、その後は大分市まで行って買い物をしなければ。



久住分かれより久住山を振り返る。



朝は凍っていたが、帰りはどろどろ+水たまり…



いつものように扇ガ鼻分岐で星生山を振り返り、さらに下っていく。



沓掛の岩場を過ぎ、稜線に咲いているマンサクを撮影して牧ノ戸に下った。


下山後は車で某所に移動して花散策。



ユキワリイチゲ




フクジュソウ





アマナ



ヤマルリソウ



アズマイチゲ


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