天狗が城・中岳・扇ガ鼻【朝駆け】

2020年8月2日


牧ノ戸から入山し天狗が城をめざす。
ぴったり2時間で山頂に到着。
黎明を撮影しているとうれしい出会いがあった。
夜明けを撮影し、中岳に移動して朝食。
3人で楽しい時間を過ごした。
御池を経由し、花を撮影しながら西千里浜を下る。
扇ガ鼻に向かうと、ねらいの花が咲いていた。
山頂で2杯目のコーヒーを飲んで下山した。

2:25牧ノ戸→2:40沓掛展望台→3:25扇ガ鼻分岐→3:50久住山避難小屋前→4:25~5:50天狗が城
→6:10~7:50中岳(朝食)→8:00~8:15御池→8:40~8:55久住山避難小屋前→9:50扇ガ鼻分岐
→10:20~11:00扇ガ鼻→11:20扇ガ鼻分岐→12:10沓掛展望台→12:25牧ノ戸




先週は2日間の祝日を含む4連休だったが山行できなかった。

7月23日(木)は職場の行事のため休日出勤。
これまでの休日出勤での成果が試される日。
結果はあまり芳しいものではなかったが、それでも力は出せたのでよしとしよう。
それよりも、職場に戻ったらサプライズの花束をもらって驚いてしまった。

24日(金)は雨。もちろん山行できるはずもない。
だがその雨の中、うれしいできごとがあった。
人と人との出会いは偶然。
そんな偶然がいつしか必然になるのが人生の不思議。
これから長い人生を2人で仲良く歩いていけるといいね。
Mさん、お幸せに。全力で応援するよ。

25日(土)は天気は回復したものの、家庭の事情で山行できず。
26日(日)はいつもの休日出勤。(日曜日だけど)


そんな4連休を過ごし、ようやく梅雨明けした。
今週末は土日ともいい天気。
土曜日はいつものように休日出勤なので、日曜日に山行。
梅雨明けしたということは夏になったということ。
平地も暑いがくじゅうも日中は暑い。
そこで朝駆けすることにした。



早朝2時半に牧ノ戸を出発。
順調にコンクリート道を歩いていく。
4連休の最終日から始めた早朝ジョギングが効いているのか、
いいペースで歩き続ける。
久住山避難小屋前でわずかに休憩しただけで天狗が城に到着。
牧ノ戸からぴったり2時間。


山頂には先着した2人の男性がカメラを構えている。
私も三脚を準備して早速撮影。



今日の1枚目。4:31撮影。
ようやく明るくなり始めたばかりの空。
オリオン座が昇ってきている。
その左上にある明るい星は金星だ。


山頂の気温は15℃。風もあり寒い。
ザックの底から厚手のウインドブレーカーを出して着る。
さらにその上に雨具を着込んだ。



4:56撮影。
大船の上空の雲間が赤く染まってきた。



5:05撮影。
三俣山と平治岳のシルエット。
遠く由布岳は青色の中に浮かんでいる。


山頂に到着した女性2人のうちの1人が私に「九歩さん」と声を掛けてくれた。みっちさんだ。
もう1人の方は最近お知り合いになったというやまぴょんさん。
だが話を聞いて驚いた。2人とも昨日は星生山に朝駆けしたのだそうだ。
なんと、2人連続の朝駆けとは!好きですねえ…(笑)



5:12撮影。
大船山の左上が明るくなってきた。
どうやらそこから朝日が昇ってくるようだ。



5:19撮影。
夜明けが近づくにつれ、雲が赤く染まっていく。
光芒も伸びてきた。



5:27撮影。
もっと空全体が染まるかと期待していたのに、
わずか数分で逆に曙色が消えてしまった。残念…



5:29撮影。
結局この状態のまま、雲間から朝日が昇ってきた。
光が弱いので山々が染まることはなかった。



わずかに裏焼けした空と久住山を望む。



山頂ではやまぴょんさん演出による撮影会が始まった。
聞くところによると、昨日も久住山頂でやまぴょんさん主催の撮影会があり、
ゴマさん夫妻に無理ないろんなポーズを決めさせたのだとか。
やまぴょんさんは今みっちさんにポーズを取らせているが、
もしかするとそれが私に向いてくるかもしれない。
これは早めにここを離れておく方がよさそうだ(笑)。

だが、後で知ったのだが、この撮影会での写真は実におもしろい。
ぜひミッチさんのYAMAPの活動日記でこの撮影会の様子をご覧下さい。

ミッチさんのYAMAP (UPされるのを数日お待ちください笑)


2人より一足先に中岳に向かう。



天狗の山頂を下って振り仰ぐと、撮影会はまだ続いていた…(笑)



一頑張りで中岳山頂に到着。
先程まで朝駆けの方々がいたのに、今は誰もいない。



久住山方面を振り返ると、中岳の巨大な影が伸びていた。


今日はこの風景を眺めながらの朝食だ。



今日は新メニュー。
ベーコン、トマト、エリンギ、半熟卵。



アルファ米に水を多めに注ぎ、
その上からベーコン・トマト・エリンギを散らす。
味付けはコンソメのみ。
(後でわかったのだが、コンソメは溶かしてから入れるのがいいようだ)
後は中火で煮込むだけ。



ベーコンとトマトの洋風炊き込みご飯の完成。
半熟卵をくずして混ぜながら食べるとこれがなかなかの美味。



私が作っている間に到着したミッチさんとやまぴょんさんにも試食してもらったが、
ありがたいことに2人ともおいしいと言ってくれた。



食後は当然のコーヒー。
2人にはいつものブルックスをふるまった。
私のは今日からこれ。
ふーみん、一足お先に失礼!


食事をしながらも、コーヒーを飲みながらも楽しい会話が絶えない。
だがそろそろ腰を上げましょう。



稲星山に向かうという2人を見送り、私は御池に下る。



御池の湖畔の岩の上より。



いつものアングルで御池と天狗が城と星生山を望む。
ここは私のくじゅうの原点。


御池を半周してくじゅう分かれへと下っていく。



まだ咲き始めたばかりのノリウツギ。



久住山避難小屋は新しい小屋を再建中。
ところが、どうもヘンだ。
写真右手前にできていたはずの土台の石を
なぜか重機ではずしている。意味がわからない…
この謎は次回来たときにわかるかもしれないな。



避難小屋前の巨石の上に上がって腰を下ろし、目の前の久住山を見上げる。
わずかに風が吹き、気持ちいい。



さて、下山しようか。



花を探しながら西千里浜を下っていく。



オトギリソウ



ノギラン



ママコナ



ママコナ越しに星生山を見上げる。



ケルン並ぶ西千里浜を下っていく。
多くの人が次々と登ってくる。



ホソバシュロソウ



ワレモコウ



シモツケ



扇ガ鼻分岐まで下り、星生山を振り返る。
今日はここから扇ガ鼻へ向かう。



分岐から10分ほど頑張れば台地に到着。山頂を見上げる。
ここから再び花の撮影だ。



チダケサシ



サイヨウシャジン



イヨフウロ


山頂が近づいてきた。
山頂直下にはこの季節、咲き始めているはずの花がある。
その花を見たくて扇ガ鼻に来たのだが、はたして咲いているだろうか。



2輪だけ咲いていたマツムシソウ。
よかった、やはり咲き始めていた。



ねらいの花を撮影でき、いい気分で山頂に到着。



久住高原側の展望は開放感があっていい。
だが今日は霞んでいて、阿蘇五岳は目をこらしてようやく見える。


まだ時刻は10時半。もっと暑くなるかと思ったが、わずかな風がありそれほどでもない。
そこで、草の上に腰を下ろし、2杯目のコーヒーを飲むことにした。



中岳山頂でやまぴょんさんにいただいたバウムクーヘンと一緒にコーヒーを飲む。
バウムクーヘンは私の大好物。子どもの頃はあこがれのお菓子だったな…
なお、コーヒーは我が家のいつものブルックスである。



のんびりと休憩した。そろそろ腰を上げよう。
山頂から久住山や星生山を一望して下山する。



イブキトラノオ越しに扇ガ鼻を振り返る。


下っていくと単独女性とすれ違った。
「マツムシソウは咲いてましたか?」と聞いてきたので
「咲いてますよ」と答えると、その女性、「よしっ」とガッツポーズ。
その気持ち、よ~くわかります。



ヤマアジサイはもう花期の終わり。
前回の山行で見られなかったので今日会えてよかった。
今年は会えないかと思っていたのでうれしい。



星生西斜面を望む。
星生はどこから見ても美しい。



コバギボウシ



ヒヨドリバナ


ヒヨドリバナが咲いているということは…



やはりアサギマダラがいた。
長旅ご苦労さま。



沓掛山の手前まで下ってきた。もう一頑張りだ。



沓掛の岩場で尾根道を振り返る。
今日もいい山だったな。


牧ノ戸に下山後、長者原に車で下り、タデ原に向かう。



ヒゴタイ越しに指山と三俣山を見上げ、今日の山行を締めくくった。


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