坊がつる

2021年3月27日


坊がつるの野焼きを見るため、吉部から坊がつるへピストンすることにした。

6時半に入山。まずは急登を登る。膝の状態は良好。なんなくクリアした。
後はほぼ平坦なルートだ。途中暮雨の滝に寄り道した。
坊がつるの北端に到着するとすばらしい青空が迎えてくれた。
登山道脇のベンチで休憩しながらゴマさんたちの到着を待つ。
やがてみなさんが到着し話に花が咲く。
野焼きが始まるというので大岩のそばに移動。
野焼きの炎と山々を撮影し大満足。
再びベンチに戻り昼食、そしてパフェにエスプレッソ。
のんびり過ごした後は下山。
川沿いの花を探しながら吉部へと下った。

6:40吉部→7:25~7:40暮雨の滝→8:00大船林道合流→8:30~12:00坊がつる(野焼き・昼食)→12:30大船林道分岐→大船林道経由→13:55吉部




膝の調子がずいぶんいい。
日常生活では痛みを感じることは全くなくなった。
膝の具合を確かめるため、佐伯市の超低山・城山を3回歩いてみた。
3回目は9㎏のウエイトを付けて。それでも全く問題なし。
これならくじゅうにもいけるかもしれない。
ちょうど27日(土)は坊がつるの野焼きが行われる日。
吉部からのピストンならなんとかなるだろう。
そこでゴマさんに連絡を入れ、山行することにした。
ゴマさんたちは牧ノ戸から星生山に朝駆けした後、下ってくるという。
坊がつるで合流しましょう、と打ち合わせした。


6時40分に吉部から入山。



登山口に野焼きを知らせる看板が設置されていた。



すぐに直登に到着した。まずはここをクリアできるかどうか。


膝に痛みを感じた最初の頃は階段の上り下りでさえ難儀していた。
ストレッチと筋トレに励むうち、最近は日常生活で痛みを感じることはなくなった。
だが今日はザックを背負っての山行。
さすがにザックは軽くした方がいいだろうと水は最小限にした。
自宅で重さを計ると9㎏。普段より3~4㎏ほど軽い。
これにカメラとレンズ3本の計4㎏が加わっている。

急登をゆっくり登っていく。幸い痛みはない。
無事に急登を登り終えてほっとした。
よし、これなら今日の山行は大丈夫だろう。



急登を終えれば後はほぼなだらかな登山道。



バイケイソウの春色。



暮雨の滝に下る余裕もある(もちろんザックは背負ったまま)。


やがて坊がつるが近づいてきた。



私の好きなアセビが咲いている。



もう終わったかもしれないと思っていたが、マンサクはまだ咲いていた。



見上げてみた。



坊がつるの北端に到着し山々を望む。
すばらしい青空が迎えてくれた。
よかった、またここに戻ってこれた。私のホームグラウンド。
周りに人がいないのを幸い、「戻ってきたぞ~」と叫んだ。



8時半にベンチに到着した。
みなさんはまだ到着していない。
野焼きまでにはまだ1時間半もある。
そこでコーヒーを飲むことにした。



豆は佐伯市の「coffee5]のキリマンジャロ。
くじゅうで飲むのは2回目だが、前回は長者原だった。
ようやくくじゅうの山の中で飲めるぞ。



最高の1杯を味わった。


飲み干してもまだ時間がある。
そこですぐそばにあるアセビを撮影。



一生懸命撮影しているとゴマさんたちが到着した。
ゴマさん、ムギさん、ミッチさん、ミーパパさん。
一気に賑やかになった。


ベンチに腰掛け話に花が咲く。
単独は気楽でいいが、気の置けない仲間と楽しく話す時間も実にいい。

そのうち野焼きの始まる時間になり、野焼き実行委員会の本部のある場所に移動することになった。



スタンバイ完了



今日は南風が吹いているため、風下である北側から火が付けられた。



木道付近にも点火。



火が一気に広がっていく。






平治岳をバックに。



最後は三俣山だ。



野焼きが終わり、坊がつるに漆黒の大地が広がった。




野焼きが終わったので、みなさんと一緒に先ほどのベンチに戻り昼食を食べることになった。

ところがその途中、今日は水をわずかしか持ってきていないことを思い出した。
そこで水を汲みに野営場に向かった。



野営場では野焼き実行委員会のみなさんが最後の打ち合わせ中だった。
みなさんご苦労さまでした。



さあ、今日の食材だ。



今日は新しいアイテムがある。
これは私の誕生日に末娘が送ってくれたもの。



中に箸の先端部分が収納されていてコンパクトに持ち運べるという優れもの。





食後はゴマさんお手製のパフェ、そしてミーパパさんが入れてくれたエスプレッソをいただいた。
ごちそうさまでした!


坊がつるに到着してなんと3時間半が経っている。
そろそろ下山しましょう。



ビフォーアフター



漆黒の大地越しに三俣山を見上げる。


下山は大船林道経由で。


大船林道から分岐し川沿いを下っていく。
春の花がさいていないかな…
だが私の目では小さい春の花は見つけられない。
ここはゴマさんが頼りだ。



ハルトラノオ



これはムギさんが見つけたチャルメルソウ。
私では絶対に見つけられない。


登りでは痛くなかったのに、下山中に膝の痛みを感じるようになってしまった。
それでもなんとか吉部に下ってきた。


あとは淡々と駐車場まで歩くのみ…のはずだったのだが。



ミーパパさんがサバノオを見つけてくれた。
1つ見つけるとそこら中に咲いているのに気づくのがおもしろい。



コガネネコメノソウ
これも見つけてもらった。


吉部駐車場に到着した後、みなさんを牧ノ戸まで送り、「また会いましょう」。


佐伯市に早く帰着したので、coffee5に立ち寄った。



カウンターに座り、一人で今日の山行を振り返りながらキリマンを味わった。




さて、山行翌日のこと。
膝がかなり痛い。
前日山行した後、しっかりアイシングしたのに…
自宅の階段の上り降りにも苦労する始末。
幸いこの日は大場整形外科の受診日。
診察室で正直に「昨日登山したんですけど、膝がまた痛くて…」と伝えた。
「なんで良くなる前にそんなことするんですか!」と叱られるかと思いきや、
「登れて良かったですね!大丈夫、痛みは数日で引きますから。またしっかり筋トレしましょう」
と、私が登山に復帰したことを喜び、励ましてくれた。
そして、山行前と下山後にストレッチすることや、しばらくは膝に加重しない筋トレをするよう指導された。
吉部から坊がつるまでのピストンでさえこの調子では先が思いやられるが、これからもトレーニングに励むことにしよう。


山行記録にもどる

inserted by FC2 system