古祖母山(稜線歩き)【番外編】

2021年4月18日


山仲間のみなさんと一緒にアケボノツツジ鑑賞登山に向かった。
めざすのは古祖母山の稜線。山頂には行かない予定という。
ところが集合する前にまさかのトラブル発生!
ミッチさんに助けられてなんとか集合することができた。
尾根道に上がり満開のアケボノツツジを楽しむ。
次々と現れるきれいな花に大満足。
途中で引き返し、今度は本谷山方面へ。
その途中で昼食。初めてのハーブティーもいただいた。
別ルートであっけなく駐車場に下山した。

7:00尾平トンネル登山口駐車場→7:45稜線分岐→古祖母山方面稜線→10:25稜線分岐
→本谷山方面稜線(昼食)→12:35稜線分岐→13:40駐車場




新年度が本格的にスタートし、忙しい日々がもどってきた。
そんな中、ゴマさんから浮気のお誘い。
アケボノツツジを見に古祖母山へ行きませんか、という。
膝を痛めた後、まだくじゅうに本格復帰していない。
正直、そろそろくじゅうの山頂に立ちたいという気持ちがある。
だが、くじゅうにはいつでも行ける(笑)。
アケボノツツジは今しか咲いていない。
しかも、時期が遅くなれば花の咲いている標高が高くなってしまう。
そうなると今の私にはムリだ。
というわけで、前回に続き今回も「浮気登山」となった。

集合は「尾平トンネル登山口駐車場」。
おとどし祖母山に登った尾平登山口の先にあるようだ。
初めての場所なので余裕を見て自宅を3時半に出発した。
ところが出発してすぐ、ガソリンを入れ忘れたことに気づいた。
メーターを見ると10のうち、あと2つしかない。
途中の三重町にある24時間営業のガソリンスタンドで入れよう。
だがそのガソリンスタンドは開いていなかった。日曜日は休みなんだ…。
まあ、行けるところまで行ってみるか。
緒方町を過ぎ、山道に差し掛かったところでとうとう点滅。
ナビをチェックすると「あと25㎞」と表示されている。
しかも、ここからはずっと上り坂。というか山を登っていく。
こりゃムリだ…。途中でエンストしたらえらい迷惑だ。
そこで、わかりやすい道の駅まで引き返すことにした。
山仲間のみなさんにLINEで連絡して乗せてもらおう。
引き返している途中、見覚えのあるナンバーの車とすれ違った。ミッチさんだ!
すぐに停車しLINEを送る。「ガス欠です!乗せて下さい!」
ミッチさん、LINEを見てくれるかな…祈るようにして返信を待つ。
幸い、すぐに返信が届いた。事情を察してミッチさんが引き返してきてくれた。
よかった、これで登山口に送ってもらえる…。

やがて見覚えのある場所に到着した。
2年前に初めて祖母山に登ったときのスタート地点、尾平登山口だ。
あの時もすばらしいアケボノツツジに魅了されたんだっけ。
それに、登りも下りもどちらもハンパなく長かったのをよく覚えている。
その尾平登山口を過ぎ、車はぐんぐん登っていく。
時折はるか下に谷が見える。その谷のあたりが尾平登山口。
こんなに高いところに登山口があるのなら、今日の登山は楽勝だろう。


登山口に到着し、しばらくすると全員がそろった。
みなさん私の失態をLINEで知っており、笑っている。すみませんねぇ…



では出発しましょうか。
ゴマさん、ムギさん、ミッチさん、ミーパパさん、ミーさん、りこさん、そして私。総勢7人だ。



登山口にはカウンターが設置されている。
牧ノ戸のコンクリート道には自動のカウンターがある。
ここのは手動なので自分でポチッと押した。
隣のかぎはもしかして落とし物だろうか。



古い手書きのルート地図。
右下が現在地。向かうのは中央付近に書かれている古祖母山。
だがその途中で引き返す予定だ。



歩きやすい緩斜面をゆっくり登っていく。


ミーパパさんがムギさんに「まだツチグリの実物を見たことがないんだよね」と話している。
私もまだ見たことがない。ムギさんは最近どこかで見たらしい。
そんな話をした、まさにその直後。ムギさんがその実物を見つけた。



これがそのツチグリ。これでもキノコの仲間なのだそうだ。
調べてみると、袋状の先端にある穴から胞子が出てくるらしい。



登り始めて45分で稜線に到着。
予想通りに楽勝だ。
もちろん膝はなんともない。


ここから古祖母山方面に向かって歩き始める。
アケボノツツジは咲いているかな…



咲いてる咲いてる!
祖母山系のいいところはこの懐の広さ。
その雄大な風景の中にアケボノツツジが咲いている。
この風景あってのアケボノツツジなのだろう。


ここからはアケボノツツジの撮影タイム。



満開のアケボノツツジ越しに大障子岩を望む。





6人が思い思いに立ち止まり、カメラを構えている。
少しずつ進んではいるが、立ち止まっている時間の方が長いような…(笑)



私には「これぞ祖母山系!」と思えるのだが、どうだろうか。
なにせ私はまだ祖母山系には超の付く初心者なので。



何度も現れる小ピークを越えていく。



逆光ぎみで撮影。
背景の山は本谷山かな?(自信なし)



「コシキ岩」という標識と三角点を見つけた。
だがこの場所、ピークでもなんでもない。
一体なぜこんな場所にあるのだろう。なぞだ。



見上げれば青空とアケボノツツジ。これは最高。



ここまでずっと雲に隠れていた祖母山がようやく姿を現した。



手前に花を置き、その祖母山を撮影したのだが、枝がじゃまだな…



すると、そばにいた山仲間が枝を手で持ち上げてくれた。
こんなとき、グループ登山はいいなあ。
(もちろん私も他の人のために枝を持ち上げた)



いったいいくつめのピークをめざしているのかわからなくなった。


登っていくうち、アケボノツツジにつぼみが多く混じるようになってきた。
そろそろこの辺で引き返すことにしましょう。



引き返しながらもアケボノツツジの撮影は続く。



いったい何枚撮影しただろう。
「きりがないよね」と言いつつも撮影してしまう(笑)。




最初に稜線に到着した地点に戻ってきた。



ここから本谷山方面へと向かう。



こちらの稜線にもアケボノツツジが咲いている。
当然、撮影する。またまた進まない…(笑)。



つぼみもかわいい。(背景は祖母山)




この季節、アケボノツツジを求めて祖母山系をうろうろ(失礼!)するみなさんの気持ちがよくわかる。



わずかながらシャクナゲも咲いていた。



こちらはヒカゲツツジ。



岩の上に咲く風情がいい。



ミツバツツジも撮影しておこう。



さて、この辺で昼食にしましょうか。



今日の食材。
白菜・人参・長ネギ・椎茸、豚肉、うずらの卵。



具だくさんの中華丼が完成。


食後はゴマさんのパフェ。
そして今日はコーヒーではなく…



ミーパパさんの庭で採れたというカモミールティー。
そしてミーさん手作り(ミーパパさんも手伝ったそうだ)の優しい味のマカロン。
私はカモミールティーは初めて。
花だけでこんないい香りがするなんて驚き。
みなさん、ごちそうさまでした!


のんびりと食べ、にぎやかに話し、時間が経つのを忘れてしまった。
さて、そろそろ下山しましょうか。



途中の開けた場所で撮影。
右が大障子岩。



そしてこちら。右が祖母山。
中央の出っ張りは天狗岩。
その左の三角が烏帽子岩。さらにその左が障子岳だ。



稜線からゆるやかに下っていく。



駐車場に到着し、地図で今日歩いたルートを確認してみた。



今日歩いたのはここ。
しかも、古祖母山までの3分の1ほどしか歩いていない。
道理で膝がなんともないはずだ(笑)。
それでも満開のアケボノツツジを堪能し、
最高の気分で浮気登山を終えた。


さて、再びミッチさんの車に乗せてもらい、駐車場を後にする。
いろんな話しをしながらの道中はとても楽しかった。

ミッチさん、乗せて下さってありがとうございました!


一緒に山行したみなさんの山行日記です。
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