下泉水山・上泉水山・大崩ノ辻・黒岩山

2021年5月9日


シャクナゲを求めて大崩ノ辻をめざすことにした。
長者原でミッチさんと合流し2人で出発。
ところが駐車場を出たところでいきなり道迷い。
すぐに正しいルートを見つけ、花を探しながら斜面を登っていく。
気の早いミヤマキリシマも咲き始めている。
下泉水山の岩の下で小休憩。
上泉水山を経由して大崩ノ辻分岐を右に向かう。
ところが手前の小ピークの頂上に着いたとき、ミッチさんにトラブル発生。
その後、下っていくと大崩ノ辻の鞍部はシャクナゲが咲き乱れていた。
山頂に着いたものの風が強いので、少し下って昼食タイム。
食後のコーヒーを飲んで黒岩山へ向かう。
黒岩山頂にもシャクナゲは咲いていたが、撮影しづらい場所だった。
山頂下の広場でミッチさんと別れ、2杯目のコーヒーを飲む。
牧ノ戸に下った後は、楽ちんで長者原へと下った。

7:00長者原→8:25下泉水山→9:05上泉水山→9:15大崩ノ辻分岐→9:30名前のないピーク→10:40~11:55大崩ノ辻(昼食)
→12:10本ルートに合流→12:55~13:10黒岩山→13:15~13:55山頂下の広場→14:15牧ノ戸




相変わらず忙しい日々が続いている。
5月8日(土)はいつもの休日出勤。
5月9日(日)の天気予報では9時頃から晴れるという。
そこでどこかの山でシャクナゲを観賞しようと考えた。
前回登った黒岳(前岳)はすでに満開を過ぎているはず。
三俣山は標高が高いため、見頃はまだ先だろう。
(注:この記録は5月9日のものである。念のため)
そこで、そのちょうど中間あたりの標高ということで、大崩ノ辻に向かうことにした。
この季節に登ったことはないのだが、たしかシャクナゲがあったと記憶している。
まあ、何本かあればきっと咲いていることだろう。


牧ノ戸駐車場で一旦停車し、下山時の準備を済ませてから長者原へ。
駐車場に着いてみると仲間の車が停まっている。ミッチさんだ。
声を掛けると、今日は雨が池経由で坊がつるに向かう予定だという。
そこで私の予定(というか思惑)を伝えると、同行してくれることになった。
もしシャクナゲが咲いていなければ困った事態になってしまうが、大丈夫かな…



駐車場より泉水山(中央)と黒岩山(左)を見上げる。
青空が広がってきたが、どちらもまだ雲がかかっている。
問題はこの雲がいつ晴れるかだ。


2人で話しながら歩き始めた。
ところがいきなりルートを見失ってしまった。
まだ登山道にも達していないのに…
すぐに標識を見つけることができたが、1人なら慌てただろうな。



橋の上から新緑を見下ろす。



ひっそりと咲くホウチャクソウ。
ミッチさんが見つけてくれた。



岩の上のミヤマキリシマが咲き始めていた。
撮影中のミッチさんの服の色がシンクロしている。



ハルリンドウ



キスミレ



ミヤマキリシマ越しに雲のかかる三俣山を望む。



下泉水山に到着した。
岩の上に出てみるとかなり強い風が吹き抜けている。
この上に立つのはやめておこう。



この風ではさすがのミッチさんもこのポーズ。


岩を降りて小休憩。行動食を食べながらも話に花が咲く。
というより、ここまでずっと(登りできついところ以外は)いろんな話をしながら登ってきた。
一人だと黙々と歩くだけなので、この違いは実に大きい。


さて、先に進みましょう。



標高が上がるとミヤマキリシマはまだほとんど咲いていない。
(5月9日の状況です。念のため)



上泉水山に到着。
といってもここは山頂らしい雰囲気はほとんどない。
標識がなければ通り過ぎてしまうかも。



風が少し収まってきたのでミッチさんに岩の上に立ってもらった。
ミッチさん得意の片足立ちポーズは風があるのでちょっとムリかな。



歩いていくと岩の上にミヤマキリシマが咲いていた。
これで青空ならいい写真になるんだけど…



やがて分岐に到着した。
手作りの小さな標識には「右 大崩ノ辻」と書いてある。
ミッチさんがYAMAPで確認したが、登山地図にはここから右に向かうルートはない。
どうやら手前の小ピークにショートカットして向かうルートのようだ。
2人で相談し、この分岐を右に向かうことにした。



なだらかに登っていくと小ピークに到着した。


ところがここでトラブル発生!
ミッチさんが「ストックを落とした」と言うのだ。
ミッチさんは先ほどの分岐でザックに装着していたのを覚えているという。
そうなればわずか100mほどの間のどこかにあるはず。
ミッチさんは探しに下っていった。私も周辺を探してみる。
やがてミッチさんが戻ってきたが、残念ながら見つからなかったようだ。



「先に行きましょう」ということで、目的の大崩ノ辻に向かうことにした。


鞍部へと下り初めたのだが、目印がほぼなく、踏み跡もあやしい。
後ろを歩くミッチさんがYAMAPの地図を見ながら「そこを右」などと指示してくれる。
改めてYAMAPのありがたさを感じてしまった。


やがて鞍部近くに下ってくと…
咲いてる咲いてる!シャクナゲだ。
それも1株や2株ではない。あちこちに咲いている!


早速ザックをその辺りに下ろし、カメラを構える。



今朝までの雨に濡れているが、それもまたいい。







どの花もきれいで、まさにきりがない。



まるで花束のようだ。



今年はシャクナゲの表年とはいえ、これほど咲いているとは正直予想していなかった。
というより、大崩ノ辻の鞍部にこれほどの群生があるとは。



上空に広がってきた青空をバックに撮影した。
よし、これでもう終わりにしよう。そうしないと先に進めない(笑)。



まだ撮影中のミッチさん。おーい、きりがないよ~



さて、大崩ノ辻山頂に向かいましょう。



一頑張りで山頂に到着した。
山頂には手作りの標識が置かれている。
なぜかこの大崩ノ辻、登山地図によっては載っていない。
山頂にはミヤマキリシマもあり、いい山だと思うのだが。



山頂より涌蓋山を望む。
ぼんやり霞んでいると思ったら、どうやら黄砂のせいらしい。



反対側にはこの後向かう予定の黒岩山。


山頂は風が吹いているため、少し下ったところで風を避けて昼食をとることにした。



今日の食材。
キャベツ、キムチ、豚肉、ネギ、卵。



いつものように具たっぷりのラーメンが完成。




そして食後は当然のコーヒー。
(ミッチさんは今日はパンということなので、先に1杯進呈した)



ミッチさんにもらったアーモンドチョコとともに。


コーヒーを飲みほし、ザックを背負う。
さて、黒岩山に向かいますか。




今度は小ピークの裾野を回っていく。
このルートもYAMAPの地図には載っていない。
初心者の方にはハードルが高いかもしれないな。



上泉水山からのルートに合流するとわかりやすい登山道になった。




ようやく姿を現した三俣山に向かってポーズ!



めざす黒岩山。う~ん、けっこうあるな~
(でも歩いてみると意外とそうでもなかった)



咲き始めたばかりのイワカガミ



山頂直前の分岐を右に折れ山頂に向かう。



黒岩山頂に到着した。



シャクナゲ越しにくじゅうの山々を望む。
ここにも多くのシャクナゲが咲いているのだが、残念ながら撮影しづらい場所に咲いており、撮影はあきらめた。



山頂は狭いので、少し下った広場に到着。

するとミッチさん、小ピークの手前で落としたストックを探しにいくと言う。
そのまま長者原へとピストンするらしい。
私はここから牧ノ戸に下るため、ここでミッチさんを見送ることに。


ミッチさんを見送り、さてどうするか。
時刻はまだ1時過ぎ。牧ノ戸はすぐの距離だ。
そこで、この広場で2杯目のコーヒーを飲むことにした。



草の上に寝転ぶようにして「coffee5」のコーヒーを味わう。
ゆっくりと時が流れていく…
猛然と忙しい日々を過ごしている私にとってまさに至福の時間を過ごした。


さて、そろそろ腰を上げよう。



くじゅうの山々をカメラに収め、下ることにした。



牧ノ戸まで一気に下っていく。



牧ノ戸駐車場に到着。
この写真に私の愛車が写っているのだが、わかるだろうか。



これが私の愛車。折りたたみ自転車だ。
今日はちゃんとヘルメットも持参した。




牧ノ戸から長者原まで、一度もペダルをこぐことなく下ってきた。
ミッチさん、ストックは見つかったかな…
(LINEすると、残念ながら見つからなかったそうである)


今日一緒に歩いたミッチさんの山行日記もぜひご覧下さい。
ミッチさん




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