ソババッケ

2021年11月4日


前日の休日出勤の振休を利用して平日山行。
ゴマさん・ミッチさんに同行して紅葉観賞登山に向かうことにした。

5時に黒嶽荘集合。今日のルートを相談し、まずは朝日の撮影に向かう。
改めて8時半に入山。次第に傾斜が急になる中、紅葉が現れてきた。
日射しがあればきれいなのだが、そのうち曇ってきてしまった。
大土石流跡を通過し、風穴に到着。行動食を食べる。
目的地のソババッケに到着し、、まずは紅葉の撮影。
今年の紅葉はどうなることかと心配していたが、間に合ってよかった。
やがて遅い昼食、そしてコーヒー。
男池へと淡々と下った。


5:00黒嶽荘集合→5:50~6:50レゾネイト付近→8:25黒嶽荘→8:50雨堤→9:10カツラノモト
→11:35~12:10大土石流跡→12:30風穴→13:45~15:35ソババッケ(昼食)→16:00かくし水→16:25男池




11月3日(水)は職場の年間二大行事のうちの1つが行われた。
数年前は私もメイン担当者として企画・運営に携わったが、
退職を目前に控えた身なのでサポート側に回った。
それでも無事成功裏に終わってほっとした。
例年であれば「打ち上げ」と称した飲み会があるのだが、
コロナ禍の現状ではそれもなし。

翌11月4日(木)はその振替休日。
ゴマさんとミッチさんに同行してソババッケをめざすことにした。


早朝5時に黒嶽荘下の駐車場に集合。
3人で今日のルートを相談する。
ゴマさんの当初の案は、今水から入山してソババッケに向かい、
引き返して黒岳の裾野を回って黒嶽荘に下るというもの。
1台を下山する登山口に置いておくという「2台作戦」だからこそ。
だがこの案だと今水からはずっと紅葉がない(はず)。
そこで私の対案は、黒嶽荘から入山して裾野を回り、
風穴から男池に下るというもの。
この方が下山時が楽なのではという考えだ。
話し合いの結果、この案が採用されることになった。

時刻は5時過ぎ。まだ入山するには早すぎる。
そこで朝日を撮影するために移動することにした。
私の車でレゾネイトくじゅう付近をめざす。
東が開けた路肩に車を停め、朝日を待った。



ススキの向こうに黎明の空が広がっている。



暗くて見えづらいが、祖母山(右)と傾山。
この後、祖母山にはガスがかかってしまった。




雲がわずかに染まってきた。



6時36分、朝日が昇ってきた。




朝日に染まるススキ





撮影中のゴマさんとミッチさん
暗くてわかりにくいが、右がデジカメを持つゴマさん。
左はゲットしたばかりのiphone13を持つミッチさんだ。
ミッチさんによれば、iphone13には標準・広角・マクロの3つのレンズがついており、
画像を自動でいい感じに調節してくれるそうだ。


さて、そろそろ黒嶽荘にもどりましょう。


黒嶽荘下の駐車場にもどり、軽い朝食タイム。私は出発前のおにぎり。
ついでにコーヒー(ブルックス)を入れた(お二人にも)。
のんびり過ごしたため、時刻は8時をとっくに過ぎている。
朝食タイムを終了し、出発準備。
私としては異例の8時25分に出発した。


黒嶽荘から雨堤までは登山道がわかりにくい。
私とミッチさんはこのルートは経験済み。
そこで、このルートを初めて歩くゴマさんにあえて先頭を歩いてもらった。
慎重に赤テープを探しながら歩いていく。
途中急角度に曲がるところがあり、今回もわかりにくかった。



ここまでくれば大丈夫。もう迷うことはない。
そこで私が先頭を歩く。



雨堤に到着。ここはソババッケのような低湿地帯。
ミッチさんは以前、ここが巨大な池になったときに来たことがあるそうだ。



カツラノモトを通過。
ここからルートは斜面をほぼ真上に登っていく。
当然きついので、ペースを落としゆっくり登る。



登っていくと少しずつ紅葉が現れてきた。
歓声があがる。



オレンジ色と緑色が隣り合わせでよく映える。



落ち葉のグラデーションもいい感じ。



バックが青空なのがうれしい。



このルートは黒岳の裾野を巻いているのだが、ずっと紅葉が続いている。



いかにも黒岳らしい岩に紅葉が散り敷かれている。



ミッチさん「集まって~!」



ところが徐々に曇ってきて、日射しが届かなくなってしまった。
こんなにすばらしい紅葉だというのに、日射しがなければイマイチ映えない。



木々の間から見上げると、どうやら山頂付近はガスっているようだ。


仕方がない、そのうち晴れることを期待して歩くしかない。



やがて大土石流跡に到着した。
この付近が今水からのルートとの合流地点だ。


右に黒岳の斜面がある。見上げるとまだ紅葉している。
しばらく佇んで待っていると少しずつ青空が広がってきた。いいぞいいぞ!



青空をバックに日射しの射した黒岳の紅葉を見上げる。
やっぱり紅葉はこうでなくっちゃ。



「まるでパッチワークのよう」と表現したのは
ゴマさんだったかミッチさんだったか。



黄葉も日射しを受けて輝いている。



青空が戻ってきた!



ここは土石流跡の最上部。
ルートは右に見えるパッチワークの森の中に向かっている。



20分ほど歩いて風穴に到着。
時刻は既に12時半。いつもならとっくに昼食を済ませている。
だが今日の目的地はソババッケ。
しかも日射しの射しているうちに到着しなければ意味がない。
そこで、3人で行動食をシェアしあって食べ、すぐに出発することにした。




風穴から1時間ちょっとかかってようやくソババッケに到着した。
黒嶽荘からだと、なんと5時間もかかっている。
ゴマさんいわく、「日射しがあればもっと時間がかかったよね」
確かにその通り。



ザックを下ろし、まずは紅葉の撮影だ。



この写真に説明は不要だろう。




紅葉越しに高塚山を望む。


しばらく紅葉を撮影していたが、さすがにお腹が空いてきた。
昼食にしましょう。



今日の食材。
鶏肉と玉ねぎ。



鶏肉がたっぷり入ったペペロンチーノが完成。



食後は3人でコーヒータイム。
のんびり過ごしているうちに陽が傾いてきた。
そろそろ下山しなければいけませんね。



時刻は3時半。
この時刻までにソババッケに来れば間に合うということ。
来年のために覚えておこう。



もう一度紅葉を振り返り、男池へと下る。



かくし水を通過。
以前はここで水を飲めたのだが、今はどうなんだろう。



この季節、日が暮れるのは思ったより早い。
薄暗くなる前にと早足で男池に下ってきた。


今日もいい山でした。
ゴマさん、ミッチさん、ありがとうございました。
またご一緒しましょう。


お二人の山行日記もぜひ。
ゴマさん
ミッチさん


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