三俣山

2010年2月14日

 昨日の土曜日はいい天気だったがいつものように休日出勤。今日の日曜日の予報はくもりで、夕方には雨になるとのこと。しかも風邪をひいたのか土曜日の夕方からのどが痛く、山行しようかさんざん悩んだが、翌週は土日とも予定が入っており山行できないことがわかっている。「行けるときには行こう」ということで山行決定。
 長者原から三俣山を周回することも考えたのだが、雨や体調を考えて、結局いつものように大曲からのピストンに落ち着いた。雲行きが怪しかったり体調に不安を感じたりすればそこから引き返すつもりである。装備を調え7時に入山。曇り空を見上げながらゆっくり歩く。
 すがもり越についてみると西峰の中腹にちらほら白いものが見える。どうやら霧氷らしい。これは南峰が楽しみだ、と登り始める。西峰を通過し本峰との鞍部付近ではきれいな霧氷(と言うより雨氷のようだ)が見られた。だが霧氷があったのもここまで。南峰登路には全くなく、がっかり。いつものテラスに向かい、かなり早い昼食を取って下山した。

7:00大曲→7:50すがもり越→8:25三俣山西峰→8:55本峰→9:10〜10:10南峰(昼食)→11:00すがもり越→11:40大曲


大曲到着6時半。2月中旬だというのに路面の凍結もなく路肩にも雪はない。
チェーンを巻くのは面倒だが、ここまで雪がないと冬のような感じがしない。

装備をのんびりと調え、7時に入山。


登路には一面に霜柱が立っており、歩くとサクサクと気持ちよい音がする。


硫黄山道路を歩いていく。曇り空だが風がなく、寒さはさほど感じない。


歩いていくうち、三俣山が迫ってきた。なかなかの迫力だ。


すがもり越に向かう岩場をマイペースで登っているとき、
すごい勢いで追い越していった男性。
「どちらへ」「三俣山です」と会話を交わす。
男性は「私は法華院まで行って温泉につかって下ります。いつもこんな感じです」とのこと。
くじゅうを楽しむ方法は人によってさまざまなのだな、と実感した。

「今日は早いので、もしかしたらまだ清掃中かもしれません」と笑っていたが、
はたして温泉にすぐに入れたのだろうか。


すがもり越に到着して三俣山西峰を見上げる。
すると中腹に点々と白いものが見える。霧氷のようだ。
予想外のことで、これは山頂付近はきれいなのでは、と期待した。


西峰の東端に上がってきた。
北千里浜を歩くグループの歓声が聞こえる。


西峰に到着。


霧氷を撮影。背景は大船山。
ただ、霧氷(樹氷)というより雨氷のように見える。


左上に見えるピークはW峰である。


西峰と本峰の鞍部付近にて。
霧氷越しに中岳・天狗が城を望む。


山頂付近ではもっと霧氷がきれいだろうと期待したのだが、残念ながらこのあと霧氷は全くなかった。
どうやらガスは西峰と本峰の鞍部付近、谷間になっているところを吹き抜けていったのだろう。



本峰到着直前、久住山方面を振り返る。
久住分かれの向こうに阿蘇・根子岳が見えた。


本峰到着。
白く見えるのは一面の霜柱である。


北峰と大鍋を見下ろす。
右に平治岳、遠く由布岳。


南峰へ向かう登路。
残念ながら霧氷も雪もなかった。


南峰に到着。いつものテラスに向かう。


すぐにだれもいないテラスに到着した。
もっとも大曲から入山してここまで、出会った人はすがもり越の手前で私を追い越した男性だけだ。



まだ9時過ぎだが、今日は早めに下山する予定なので、食事とする。
豚肉を入れた味噌味のうどん。豚汁にうどんが入っているイメージで作ってみた。
豚肉、白菜、白ネギ、生しいたけ、薄揚げ。味付けは即席のみそ汁。



この季節にして、黒々とした大船山。


坊がつるにはテントが4張り。


坊がつる避難小屋は新しく建設中。
この寒さの中、ご苦労様です。


久住山方面を撮影。


北側には由布岳と鶴見岳が霞んでいた。


食事と撮影を終えた。時間は早いが雨と体調も気になるので、下山しよう。



今日は久しぶりにトラバースルートを下ることにした。
南峰山頂より撮影。手前にそのルートが見えている。


下っていくと大船山が左に見えてくる。
いつの日か、このアングルで、雪か霧氷で白く彩った大船山を撮影してみたい。


急勾配を慎重に下り、平坦なルートを歩いていくと、目の前に西峰が見えてくる。
前回(2009年2月8日)は、ここを登る気にならず北千里浜に下ったのだが、
今回は西峰への途中まで登ってすがもり越に下ることにした。


約10分で登り終え、南峰からのルートを振り返った。


すがもり越から大船山を望む。


木の芽も少しずつふくらんでいるようだ。
生命が躍動する春が待ち遠しい。

でも、その前にもう一度雪が積もらないかなあ。


来週末(20日・21日)は両日とも予定が入っており、山行できない。
次回の山行は28日(日)の予定である。


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