大船山

2022年1月15日


くじゅうにまたも雪が降った土曜日。
雪深い大船山に向かった。

5時45分にヘッドライトをつけて吉部から入山。
急登を慎重にクリアし、雪を踏んで歩く。
坊がつる北端に到着すると、上空は薄曇り。
ベンチで軽食を取りながら朝日を待ったが、不発…。
8時過ぎに大船山に取り付いた。
トレースがしっかり付いた登山道をマイペースで登っていく。
五合目で小休憩し、さらに段原をめざす。
段原に到着し、尾根道へ。
山頂直下の吹きだまりもトレースがあってなんなくクリア。
山頂に到着し、風景を眺めながら昼食とコーヒー。
ほぼ独り占めの山頂を楽しんだ後、坊がつるに下る。
山々を眺めながら2杯目のコーヒーを飲んだ。
かなり凍結した暮雨の滝をカメラに収め、下山した。


5:45吉部→6:35暮雨の滝(通過)→7:15坊がつる北端→7:30~8:10坊がつる(軽食)
→8:10大船山取り付き→9:10五合目→9:55段原→10:25~12:05大船山頂(昼食)
→12:25段原→12:55五合目→13:30~14:05坊がつる→14:20坊がつる北端
→14:50~15:05暮雨の滝→15:40吉部




相変わらず忙しい日々を過ごしている。
そんな中、10日(月)の成人の日には実にうれしい出来事があった。

私の登山の弟子であるふーみんが結婚することになった。
お相手は2020年8月9日彦岳の山行記録で紹介したIさん。
あの山行から1年半、ようやくゴールイン。
私とふーみんの行きつけの店、coffee5(instagram)で二人と待ち合わせ。
59年の人生で初めて証人の欄に署名させてもらった。
ふーみん、おめでとう。いい人に出会えて本当によかったね。
いつまでもお幸せに。


coffee5にて




さて、今回の山行。
火曜日と木曜日の2回、くじゅうに雪が降った。
そうなると雪深い山を歩いてみたい。
そこで、吉部から大船山に向かうことにした。


慎重に雪道を運転し、吉部の300円駐車場に到着。
準備を整え、5時45分に入山した。



登山道にはしっかりとトレースがある。
これなら迷うことはない。



杉林の急登を慎重にクリア。


ここさえクリアすれば、あとはほぼ平坦な道。
暗い中、ヘッドライトを頼りに淡々と歩いていく。



少しずつ明るくなってきた。
正面に見えているのは平治岳。



明るくなった頃、坊がつる北端に到着した。
山々を見上げる。上空は薄曇りだ。



時刻は7時13分。
もうそろそろ大船山の上から朝日が覗く頃だ。



歩いて行くうち、天狗が城と中岳に朝日が射し、わずかに染まった。


いいぞいいぞ!と思ったのだが、すぐに日射しが消えてしまった。
どうやら東の空には低い位置に雲があるようだ。



登山道脇のベンチにも雪が積もっていた。
このベンチで朝日を待ちながら休憩しよう。



三俣山に朝日が射した。



中岳方面の山々にも。


ところがこの後、太陽は再び雲に隠れてしまったようだ。残念…



寒いのでこれで温まろう。



野営場にはテントが2張り。
大船山の取り付き場所は中央に見えている避難小屋のすぐ左。



さあ、ここからが今日のメイン。



雪で覆われた登山道を登り始める。





トレースはしっかりすぎるほどある。
昨日14日(金)はいい天気だっただろうから、
きっと多くの人が大船山をめざしたはず。
トレースがこれだけあると楽ちんだが、
雪深い大船山を期待した身としては正直物足りない。
だが、もしこのトレースがなかったら…山頂に立てる自信はない。



わずかに薄日が射してきた。



五合目に到着。
上空には少しずつ青空が広がってきているようだ。



段原をめざす。
「段原まで頑張る」が私の合い言葉。



ようやく段原に到着した。





雪深い尾根道を歩いていく。。



山頂が近づいてきた。
左のトレースより右の方がおもしろそう。
迷わず右を選ぶ。
本当はトレースのない雪の中を登りたいのだが、
私の体力ではそれはムリだ(笑)。



山頂直下の一番の吹きだまり。
ここを最初に歩いた人は一体どれくらい苦労したのだろう。



吉部から4時間40分もかかって山頂に到着した。


まずは風景の撮影だ。





今日は空気の透明度がいい。
望遠レンズでも撮影しておこう。



由布岳
遠くに見えているのは山口県だろうか(自信なし)。



祖母傾山系



阿蘇五岳




山頂に着いたときには他の登山者もいたのだが、
気がつけば私一人。この山頂を独り占めだ。
幸い今日は風がほとんどない。
よし、この山々を眺めながら昼食にしよう。



今日の食材。
白菜・白ネギ、牛肉。



肉うどんが完成。
そう言えば前回の大船山もこのメニューだったっけ。




食べ終えた後はこの風景を眺めながらのコーヒータイム。


山頂に到着して1時間半。
そろそろ下山しよう。





トレースをそのまま下っていたのだが、それだと面白くない。
そこで、わざとトレースを外して雪に踏み込んでみた。



膝までうまるほどの雪。
やっぱり大船山はこうでなくっちゃ。



自分がつけたトレースを撮影。



段原を過ぎ、坊がつるへと下っていく。




ここでもわざとトレースのないところを歩いてみた。



坊がつるに下り、1時間半前にいた山頂を振り仰ぐ。



その山頂を見上げながら2杯目のコーヒーを飲む。


さて、時間も気になるし、そろそろ下山しようか。



湿地の中の道を下りながら大船山を振り返る。



坊がつるの北端にて。


ところがこの後、私の前を下っていた男性が立ち止まっている。
一体なぜ?と思い前を見てみると…



キツネだ!



ずいぶん長い間くじゅうを歩いているが、
キツネに出会ったのは初めてだ。



吉部へと下っていく。



途中、暮雨の滝に下ってみた。




暮雨の滝ルートを下るのは実に久しぶり。
最後の急な下りを慎重に下った。


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