2020年思い出の風景


この1年の山行を振り返ってみよう。
今年は45回の山行をしてきた。
その中で出会ったさまざまな風景を、
昨年の「2019年思い出の写真」と同様、時系列に沿って紹介する。

なお、それぞれの写真はその日の山行記録にリンクしている。



三俣山南峰より雪で装った星生山を望む(2月11日)

この日は新しく購入したカメラ(NIKONのZ6)を携えて山行した初日。
Z6を購入した経緯はその日の山行記録に記しているので省略するが、
この星生山を撮影した1枚は「さすがZ6」と思わせてくれた。
雪の星生山に加え、後ろの阿蘇中岳の豪快な噴煙がいい。



三俣山より立中山の向こうに不審な煙を発見(4月11日)

これは思い出というより今年のくじゅうで起きた大きな事件。
この煙を見つけたのは修さん。だがこの時は何が起きているのかわからなかった。
帰宅してわかったのは、立中山のミヤマキリシマが山火事でかなりの広範囲に焼けてしまったということ。
不注意による出火だそうだ。私もガスを使う身として気をつけなければ。



坊がつるにて咲き乱れるハルリンドウ越しに三俣山を見上げる(5月17日)

4月7日に発令された緊急事態宣言が5月14日に解除され、約1ヶ月ぶりに山行した。
自粛の日々は本当につらかったので、久しぶりに山を歩くのが実に楽しかったのをよく覚えている。
残念なのはその1ヶ月の間にいろんな花の季節が過ぎてしまったことだが、
また来年会いに行けばいいさ。山は逃げないんだから。
でも再び緊急事態宣言が出されたらどうしよう…
なんだか最近の感染状況を考えると、あながち杞憂とは言い切れないぞ。



大船山に向かう尾根道にてミヤマキリシマ越しに大船山頂を望む(6月7日)

ミヤマキリシマ咲き誇る平治岳と大船山に山仲間と一緒に登った。
平治岳ではガスがかかり展望が今ひとつだったが、
大船山の尾根道を歩く頃にはきれいに晴れて絶景が広がった。
なお、この日は私にとって大船山100回目となる記念登山。
山頂でみなさんにお祝いしてもらったこともいい思い出となった。



これは思い出というべきものではない。
7月豪雨。くじゅうで起きた今年の大きな災害だ。
でも今年これに触れないわけにはいかないだろう。
ご覧の通り法華院山荘のすぐそばでも巨大な土石流が発生した。
未だに通れないルートがいくつもある。
来年はこんな災害のない年であってほしいと願う。



天狗が城下の御池のほとりにて星空を撮影(8月20日)

星空撮影はこの日が2度目。始めたのはマルワイさんの影響だ。
だが昼間の撮影と違い、カメラの設定が難しく、なかなか思うように撮影できない。
それでもいつもの場所、同じアングルなのに全く違うのが実に新鮮。
星空撮影する機会は少ないけれど(何せ相当に早起きしなければならない)
チャンスがあればまた挑戦してみよう。



夕暮れ迫る中、紅葉のピークを迎えた星生山西壁を望む(10月20日)

紅葉がピークを迎えたこの日。大曲から入山して三俣山のお鉢巡りをした後、
扇ガ鼻で肥前ガ城の紅葉を眺め、最後に見たのがこの絶景。
マルワイさんと一緒にコーヒーを飲みながら日が傾いていくのをただただ眺めていた。



16年経ってようやく天狗岩の岩の上に立つ(10月25日)

九重連山への登山が500回を越え、何か新しいことにチャレンジしたくなった。
そこで仲間と一緒に登った黒岳の天狗岩で、今までずっと登れなかった岩の上に立ってみた。
怖くて下を見られなかったし、へっぴり腰になってしまったが、なんとか格好になっているかな。



ソババッケにて(10月31日)

ゴマさんに「ソババッケの紅葉がすごい」と聞いて連れて行ってもらった。
するとこの紅葉に出会った。くじゅうにはまだ私の知らない絶景があることを知らされた。
この写真に説明を付けようと思ったが、この写真に説明は不要だろう。



大船山頂より雲海に浮かぶ九重連山を望む(11月23日)

雲海が見られるかもと予想して大船山に向かった。
登り初めから山頂方面はガスに覆われており、山頂でも展望はないだろうとあきらめていた。
ところが、3時間45分かけて山頂に着くと、この絶景が待っていてくれた。

この絶景に出会ったときの感動を表すことばを私は知らない。



星生山頂にて一面真っ赤に染まった雲と朝日を望む(11月29日)

ようやく冷え込むとの予報で霧氷をねらって山行。
星生山頂に着いたときにはほとんど黎明が見えなかった。
ところが朝日が昇ると一面の雲が真っ赤に染まり絶景が広がった。
やはり朝駆けは登ってみないとわからない…。


さて、ここからは番外編。



ふーみんと並んで大船山頂からの風景を眺める(3月15日)

ふーみんを誘って大船山に向かった。
登山初心者のふーみんに雪も霧氷もない普通の大船山を見せるはずだったのだが、
思いがけず雪と霧氷と強風の厳しい大船山だった。
この大船山に登れたのだから、大抵の山は大丈夫だよ、ふーみん。

なお、なぜこれが番外編かと言うと、
この写真の撮影者は修さんだから。
(修さんありがとうございます。)



阿蘇高岳より遠く九重連山を眺める(9月20日)

山仲間と一緒に初めての阿蘇山に向かった。
くじゅうとはひと味もふた味も違う阿蘇山を十分に楽しんだ。
その途中、ゴマさんが見つけた「お立ち台」に立っているところをマルワイさんに撮影してもらった。
この写真、職場のみなさんも絶賛だった。



コッヘル(鍋)を忘れ、ケトルで作ったラーメンを食べる(9月22日)

番外編の最後を締めくくるのはこれ。
白口岳山頂で昼食を作ろうとしたとき、コッヘルを忘れたことに気がついた。
なんとかラーメンを食べようと考えたのがこれだった。
ちなみにUPしたら山仲間に大ウケだった。


この1年、私のつたないHPをご覧になっていただきありがとうございました。
来年がみなさんにとってすばらしい1年になりますように。


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